春の訪れを感じさせるクリスマスローズ。
クリスマスローズは、種類や色が豊富でガーデニングで人気の宿根草です。
そもそもクリスマスローズは宿根草と言うことで、植えっぱなしでも毎年花を咲かせる認識が強いですね。
しかし、実はクリスマスローズは花後の管理が来年花を沢山咲かせるための重要なポイントになっているのです。
この記事ではクリスマスローズの花後の管理についてまとめています。
クリスマスローズの花後の管理
今年も私の庭のクリスマスローズが見事に咲きました。
毎年、花付きがよく大株なので見応えがあり、ご近所さんにも評判なんです。
クリスマスローズは宿根草で植えっぱなしでも毎年花を咲かせますが、実は花をたくさん咲かせるためには、花後の管理が重要になってきます。
クリスマスローズの花後の管理と言うと難しそうに感じますが、花後に花柄をカットするとう簡単な一手間を加えるだけです。
クリスマスローズの花後の管理を詳しく紹介します。
クリスマスローズは一見すると花が咲いている期間がとても長いように感じますが、実はクリスマスローズの花に見えるのはガク片なんですね。
ガク片の中心に佇むように咲いている部分がクリスマスローズの本来の花の部分に当たります。
ガク片に咲くクリスマスローズですが、ガク片があることでクリスマスローズの花の時期が長く感じると言う訳なんですね。
そんな開花時期を長く感じさせるガク片もやがて徐々に色褪せて変色してきます。
ガク片が変色し始めてくると、クリスマスローズは子孫を残そうと種を作り始めます。
種を作り出そうとすると、種に栄養分が行きわたりクリスマスローズの株は栄養分を取られてしまい、株が弱ってしまう現象が起こります。
このためクリスマスローズに種が出来る前に、花が咲いた茎は株元からカットします。
時期的には3月一杯には切り取り作業を終わらせると良いです。
株元から茎をカットする際は、地面の株元から5センチ程度茎を残してカットします。
この時に古い葉っぱがあれば一緒に取り除きます。
また、この次期になるとクリスマスローズの新葉の芽も伸び出し始めます。
古い葉っぱや花柄を切る際には、新葉も一緒に切らないように気を付けましょう。
新葉は鮮やかな緑色で柔らかい葉っぱなので直ぐに分かります。
こちらがビフォーアフターの様子です!
ほぼガク片だけのクリスマスローズですが、まだまだ見応えがあり切ってしまうのはあまりにも名残り惜しところですが、、、、。
ここは、心を鬼にして!
新葉を残し、花柄は茎ごと切り取りました!
新葉が伸び出すことで光合成をおこない、株を成長させる働きをしてくれます。
花柄を茎ごとカットした際に、残した5センチの茎は5月~6月頃になると完全に枯れます。
また古い葉っぱも5月~6月頃に枯れ始めます。
完全に枯れて指でつまんだ時に地面からポッと抜ける状態になったら全て取り除いて株周りを綺麗にします。
クリスマスローズは5月頃から来年の花芽の準備が既に始まるそうです。
まだまだ庭で鑑賞を楽しみたいクリスマスローズをカットするのは勿体ないと思ってしまいますが、来年の花のためには欠かせない作業の一つなのです。
私は、切り取った花柄は切り花として家の中で楽しんだり、ドライフラワーにして楽しんでいます。
クリスマスローズをドライフラワーにする際は、3本くらいずつ輪ゴムで束ねて風通しの良い場所に吊るしておきます。
3月~4月にかけては湿度も少なく、ドライフラワーを作るには適しています。
1週間から10日程度で綺麗に乾きます。
ドライフラワーにしたクリスマスローズはシックな雰囲気で、スワッグやリース、キャンドルアートなどに活用すると長く楽しめます。
参考までにクリスマスローズの種を取りたい場合は、花柄を摘み取らずにそのまま残しておきます。
実はクリスマスローズは比較的丈夫な植物でもあり、花柄を摘み取らずにそのままにしておいた場合はこぼれ種でどんどん増えるのです。
こぼれた種で発芽したクリスマスローズの苗は自然交配されており、何色のクリスマスローズが咲くか咲いてみないと分からないのも楽しみの一つです。
とは言え、殆どが親株の花色になる場合が多いと感じます。
クリスマスローズのお礼肥
くクリスマスローズの花後の管理は、花柄を茎ごと切り取ること。
そしてもう一つ、お礼肥を与えておくことです。
私は近所の方から堆肥をたくさんいただいたので堆肥を株周りに散らしました。
堆肥がない場合はクリスマスローズ専用の肥料でしたら完璧ですね!
クリスマスローズは寒さには強いのですが、夏の暑さには弱いようです。
生育場所や鉢植でしたら置き場所は半日日陰が最適です。
私は地植えでクリスマスローズを育てていますが、木陰に植えたクリスマスローズの生育は順調ですが、日当たりの良い場所に植えたクリスマスローズは何年経っても花芽も少ないですし、株自体が大きく成長しません。
こちらが日当たりの良い場所に植えてしまったクリスマスローズです。
こちらは株を地植えにしてから数年経過しているのですが、花数や葉っぱも少なく見るからに貧弱なクリスマスローズです。
今年は思いきって木陰に植え直そうと考えている次第です。
クリスマスローズの古い葉っぱの処理
一年間を通して常緑なクリスマスローズですが、実は葉っぱの更新が行われています。
古い葉っぱは枯れると新しい新葉が芽を出してきます。
完全に枯れなくとも、古い葉っぱはゴワゴワとしており色も茶色に変色したりと見た目的にもあまりよろしくない状態です。
クリスマスローズの古い葉っぱですが、取り除いてしまっていいものか?それともそのまま残した方が良いのか悩みどころですね。
クリスマスローズの古い葉っぱは取り除くことが正解です。
クリスマスローズの古い葉っぱをそのままにしてしまうと、病害にかかりやすくなると言われています。
躊躇することなく取り除いてしまいましょう。
また古い葉っぱを取り除くことで風通しや日当たりが良くなり、花芽にも新しい葉っぱにとっても成長を促させる効果が期待されます。
クリスマスローズの古い葉っぱを整理するタイミングは時期的に11月~12月です。
また、お正月明け花芽が出始めた時に古い葉っぱが残っているようでしたら取り除きましょう。
まとめ
クリスマスローズの花後の管理についてまとめました。
クリスマスローズは花後の管理次第で来年の花付きが決まる重要なポイントです。
花が終わったら早い段階で花柄をとりましょう。
参考になれば幸いです。
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