桜の便りも聞かれるようになる頃、ジャガイモの植え付け時期がやってきます。
ジャガイモは長期保存も可能で、料理にも重宝されることから家庭菜園でジャガイモを育てている方も多いのではないでしょうか?
そこで、ジャガイモ栽培に於いてジャガイモと混植すると良い野菜(コンパニオンプランツ)をまとめてみました。
ジャガイモのコンパニオンプランツを紹介します!
ジャガイモと混植におススメの野菜
家庭菜園で人気のジャガイモ。
ジャガイモは育てやすいことや長期保存が可能なことから家庭菜園でジャガイモを育てている方も多いと思います。
また、ジャガイモは植え付けから100日で程度で収穫が出来ることで、栽培期間が短いことも家庭菜園向きの野菜です。
家庭菜園の王道、ジャガイモを出来れば無農薬で効率良く育てたいところです。
そこで、ジャガイモを栽培する際に混植するよ良い野菜を調べてみました。
混植すると良いということで、いわゆるジャガイモのコンパニオンプランツですね。
参考までに「コンパニオンプランツ」とは、お互いに相乗効果がある植物同士を近くに植えることで、それぞれの成長に良い影響を与え合う植物のことを言います。
コンパニオンプランツは有機栽培や自然栽培などの栽培に積極的に取り入れられています。
前置きが長くなりました。
ジャガイモと混植すると良い野菜がこちら。
そら豆、トウモロコシ、エンドウ豆、ワサビ大根、ネギ
里芋、キャベツ、ネギ、ニンニク、ニラ、チャイブ
水菜、小松菜、ビーツ、ブロッコリー、セロリ、バジル
上記の野菜はジャガイモと混植することで、お互いに良く成長し病害や害虫の被害が抑えられる効果が期待されています。
ジャガイモの植え付け時期は3月一杯が一般的ですが、春植えまたは春播きの野菜となると、トウモロコシや小松菜、ビーツ、キャベツ、インゲンマメ、里芋が相性が最も良さそうです。
その中でも特におススメなのは、里芋なのだそう。
ジャガイモを植え付ける時に畝と畝の間を広く取り、ジャガイモの土寄せを終えたら里芋の種を植え付けると良いとのこと。
里芋は強い直射日光や乾燥を嫌うため、ジャガイモの陰になることで生育が順調になるとのこと。
また、ジャガイモの収穫を終えたころに里芋が大きく成長するため、省スペースの畑で色々な野菜を育てる場合は、ジャガイモと里芋の混植がおススメなのだそう。
ジャガイモとインゲンマメを混植すると、インゲンマメなどマメ科特有が持つ根粒菌の働きで窒素成分が放出されるため、ジャガイモの肥料にもなり生育を促進する働きを得られるメリットがあります。
インゲンマメにも様々な種類がありますが、つるなしインゲンがおススメです。
つる性でないモロッコインゲン(平莢マメ)も育てやすくおススメです。
ジャガイモのテントウムシダマシの対策
ジャガイモに寄り付く外注と言えばテントウムシダマシ。
テントウムシは害虫を食べてくれる益虫として有名ですが、そのテントウムシに似た害虫がテントウムシダマシです。
ジャガイモの天敵、テントウムシダマシがこちら。
テントウムシダマシはテントウムシに良く似ていますが、甲の星の数が多いのが特徴です。
テントウムシダマシはジャガイモの葉っぱを食し、最悪ボロボロにを通り超して茶色く枯れるまで葉っぱを食べ尽くしてしまう、とても厄介が害虫なのです。
テントウムシダマシはナス科の野菜が大好きなようで、ジャガイモの他にトマトやナス、ピーマンなどの葉っぱにも寄り付き、食害します。
テントウムシダマシの駆除方法は手で捕殺するか、または農薬に頼る方法がありますが、出来れば農薬は使いたくないところ。
こちらはペットボトルを再利用したテントウムシダマシ捕殺器です!
ペットボトルの中に少し水を入れて、テントウムシダマシをペットボトルの中に捕獲します。
無農薬で作物を育てることは本当に大変なことなんですよね。
そこで、ジャガイモのコンパニオンプランツとしてバジルがおススメです。
テントウムシダマシはバジルの臭いが嫌いなのだそう。
完全にテントウムシダマシを寄せ付けないことは難しいかもしれませんが、極力退避させる効果が期待出来そうです。
バジルの他にマリーゴールドやナスタチュームもジャガイモのコンパニオンプランツとして害虫を退避させる効果が期待できるとされています。
バジルやナスタチューム、マリーゴールドはジャガイモだけでなく、ナスやトマト、キュウリ、ピーマンなど夏野菜のコンパニオンプランツとしても活用できるため、苗で購入するよりも種から育てる方がコストパフォーマンス的にもおススメです。
ジャガイモと混植しない方が良い野菜
最後にジャガイモと混植しない方が良い野菜も紹介しておきます。
ジャガイモと混植しない方が良い野菜がこちら。
トマト、カボチャ、キュウリ、ナス
スイカ、冬瓜
ジャガイモと混植しない方が良い野菜には、ジャガイモと同じナス科の野菜とウリ科の野菜が挙げられます。
誤ってこれらの野菜をジャガイモと混植してしまうと、疫病にかかりやすくなると言われています。
ウリ科の野菜は根っこを広げながら成長する野菜で、ジャガイモの生育を妨げるほどに根っこを広げる恐れがあるため、ウリ科の野菜もジャガイモの近くや混植は避けておきましょう。
また前述した取り、ジャガイモはテントウムシダマシの害虫が寄ってきます。
同じ、ナス科の野菜にもテントウムシダマシの好物なんですね。
ジャガイモとナス科の野菜を混植することで、ジャガイモだけでなく混植したナス科の野菜までテントウムシダマシの被害に遭い、共倒れになる恐れがあるのでジャガイモとナス科の混植はしないようにしましょう。
混植だけでなく、ジャガイモの近くにナス科の野菜を植えることも避けておいた方が良いです。
私も毎年、ジャガイモの近くにナスやトマトは植えないように、出来る限り離して植えています。
害虫との戦い。
本当に無農薬で野菜を育てることは大変なことです。
でも、やっぱり口に入れるものですから安心して食べられる野菜を作っていきたいなと思っています。
まとめ
ジャガイモと混植すると良い野菜(コンパニオンプランツ)を紹介しました。
私は、ジャガイモの混植として植えやすく、育てやすさでバジルとインゲンマメを植えてみようと思います。
みなさんのジャガイモ栽培の参考になれば幸いです。
コメント
じゃがいもとキャベツは混植すると互いに成長障害をもたらす、と見聞きしたことがありますが。。
コメントありがとうございます。
ジャガイモとキャベツの混植の件、も一度よく調べてみます。
貴重な情報ありがとうございます。
感謝です。