田舎では昔から貴重な食材として利用されてきたというムカゴ。
みなさんは「ムカゴ」を知っていますか?
最近はムカゴの時期になるとテレビでも取り上げられることも多く、ムカゴの知名度も徐々に上がってきたでしょうか?
スーパーに並ぶことが殆どないムカゴ、だからこそ余計に気になる食材かもしれません。
今回は、ムカゴの収穫時期やムカゴご飯の作り方を紹介します。
ムカゴとは?
ムカゴ、、、、名前だけ聞くと虫のようなイメージを持ってしまいそうですね。
ムカゴとは?、山芋のツルに出来る肉芽のことです。
山芋と言っても種類は自然薯をはじめ長芋、イチョウ芋、つくね芋などがヤマイモ属に入ります。
このヤマイモの葉の付け根に付く茶色の実がムカゴです。
こちらがムカゴの画像です↓↓↓↓↓
見た目的には豆のような感じですね。
ムカゴは、ツタから自然に地面に落下するとそこから芽を出して何年かかけて山芋に育っていきます。
つまり、ムカゴは山芋の種と言うわけです。
ムカゴは山芋にだけに出来るわけではなく、オニユリやニンニク、ノビル、シュウカイドウなどにもムカゴがつきます。
ちょっと見にくいかもしれませんが、オニユリの茎と葉の付け根の部分に丸い小さな実が付いていますね。
これはオニユリのムカゴになります。
ムカゴとは植物の栄養繁殖気管の一つで、脇芽が養分を蓄えて肥大した部分のことを言うそうです。(ウィキペディア参考)
山芋のムカゴもその中の一つということですね。
ムカゴの収穫時期は?
山芋は9月頃から葉の付け根にムカゴを付け始めます。
ムカゴの収穫時期の目安としては、ムカゴを手で触るとポロっと簡単に取れる頃が適期と言われています。
またもう一つの目安として山芋の葉が黄色く色づき始めた頃となります。
時期としては10月から11月頃になるでしょうか?
ムカゴの旬は10月~11月と言われており、その頃がムカゴにとって旬を迎える頃で一番美味しく、栄養も豊富に含まれていると言われています。
私はムカゴの収穫時期を柿が実る頃を一つの目安としています。
柿が実ってきた頃にムカゴを取りに行きます。
あまり遅くなってしまうとムカゴは熟して地面に落ちてしまいます。
地面に落ちてしまうとなかなか見つけられないので、地面に落ちる前に収穫したいですね。
と言いながら、今年はムカゴを取りに行き損ねてしまい、10月下旬でやっとのことでこれだけのムカゴを収穫してきました。
たったのこれだけ?
今年は猛暑のせいかムカゴの熟する時期が例年に比べると早かったのかもしれませんね。
10月下旬で殆どのムカゴが地面に落下していました。
収穫出来たのは本当に数える程度でした。(残念)
ムカゴご飯の作り方
ムカゴのおススメの食べ方は、やっぱりムカゴご飯でしょうか?
シンプルで素朴な感じですが、美味しい食材が溢れかえっている現代だからこそ、このような地味な食材を大切に食べたいですよね。
それではムカゴご飯の作り方を紹介します。
作り方と言っても普段のご飯を炊くときと同じです。
よく洗ったムカゴをいつものご飯を炊くときに加えるだけです。
水の量もいつもと一緒です。
参考までに作りやすい分量です。
- 米 3合
- ムカゴ 1カップ
- 塩 一つまみ
- 水の量は3合分で大丈夫です
お米をいつも通りに研いで、水加減もいつも通りにセットします。
そこに洗ったムカゴを加えます。
塩を一つまみ入れて良くかき混ぜたらいつも通りにスイッチを入れて炊きあがりを待つだけです。
※塩は入れても入れなくても好みでいいと思います。
炊きあがりにゴマ塩をふってもいいと思います。
お好みでどうぞ。
炊きあがったムカゴご飯は、まるでお赤飯のような感じ。
ムカゴの食感がホクホクです!
これは想像していた以上の美味しさでした。
だって見かけからしてムカゴは美味しい食材には見えませんものね。
見かけによならいムカゴの美味しさに感激です。
ムカゴご飯、秋の定番になりそうです。
その前にムカゴの収穫時だけは見逃さないように気を配りたいですね。
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ムカゴの保存方法
貴重なムカゴですが、沢山採れた時にはどのように保存するのがいいでしょうか?
私は、保存するほど一度にたくさんのムカゴを採ったことがないのですが、ムカゴの保存方法を調べてみました。
一部の情報では乾燥しやすくすぐにシワシワになってしまうと書かれていましたが、実際にムカゴは自然に地面に落ちてそこから発芽するほど丈夫なものです。
そう簡単にシワシワになることはないようです。
実際に私もムカゴを拾ってきてそのままカゴに入れておきましたが、一週間から二週間くらい冷蔵庫に入れずにそのままの状態でもシワシワになることはありませんでした。
また長期間保存したい場合(翌年種として利用したい場合など)は、土の中で保存すると腐れる心配もなく、固いままの状態で保存が可能です。
短期間で保存する場合は、洗ってからキッチンペーパーに包んで冷蔵庫で保存することが推奨されているようです。
ムカゴのおススメ調理法
ムカゴのご飯以外のおススメの調理法です。
素朴な食材のため、あまり手を加えずにシンプルに頂くのがムカゴ料理には向いているようです。
- ムカゴの素揚げ
- ムカゴの天ぷら
- ムカゴの乾煎り
- ムカゴの茶わん蒸し(茶碗蒸しの具材として)
ムカゴのおススメの調理法として挙げてみました。
ムカゴを素揚げして塩を振って、おつまみ風に一品。
ムカゴの天ぷらは何かの野菜と一緒にかき揚げにすると揚げやすいです。
ムカゴの乾煎りも素揚げと同様で、フライパンで煎って塩をまぶしておつまみ風に一品です。
茶わん蒸しの具材にもおススメです。
ムカゴのかき揚げを作る際はこちらの記事を参考にどうぞ。
かき揚げのコツについて書いてます。
まとめ
ムカゴの収穫時期とご飯の作り方、おススメの調理法を紹介しました。
スーパーではなかなか手に入らない貴重な食材ムカゴ。
想像以上に美味しいので、秋はムカゴをチェックしてみて下さいね!
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