冬野菜の定番のネギ。
ネギを家庭菜園で育てている方も多いのではないでしょうか?
家庭菜園で育てたネギは春先に蕾を出し始め、やがて花が咲きます。
花が咲いたネギは食べられるのか?
花が咲いてネギ坊主が出たネギはどうすればいいか悩む方もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事ではネギの花が咲いてネギ坊主が出た際のネギの活用法について紹介しています。
ネギの花がさいたら食べられない?
ネギは長期保存も可能で、毎日の食卓に欠かせない野菜と言うことで、家庭菜園でネギを育てている方も多いと思います。
私も毎年、欠かさずに自家採種しながらネギを育てています。
ネギは一年中流通しており、季節感もあまり感じさせない野菜ですが、ネギの旬は冬。
冬を越して春先になると徐々にネギも固くなり始めます。
桜の花が咲くころには、ネギの蕾が出始めます。
この蕾の出始めたばかりのモノは、天ぷらにすると美味しいです。
ネギの蕾はそのまま放置しておくと、やがて花が咲き種が出来ます。
花が咲いたネギは食べられないのでしょうか?
結論は、「食べられないこともないが美味しくない。」と言う感じです。
ネギは蕾が出始めると、白い部分が徐々に固くなり始めています。
蕾を持ち始めたネギをそのまま畑に放置しておくと、やがて花が咲いて種を作ります。
もし、ネギをもう少し食べたいと思ったときは、蕾が出るか出ないかの頃に畑から抜いてしまいます。
畑から抜いたネギは洗わずに畑から抜いた状態のまま、米袋などの大き目の紙袋に入れて涼しい場所で長期保存が可能です。
この状態で一ヵ月から2か月程度は保存が可能です。
花が咲いたネギの活用法
ネギは花が咲いてしまうと固くなり、食べても美味しくありません。
花が咲いてしまったネギはどうすればいいのでしょうか?
実は、花が咲いて食べられなくなったネギも色々と活用法があります。
花が咲いてしまったネギの活用法を紹介します。
●来年の種として自家採種する
●切り戻して、ネギを再生させる
●コンパニオンプランツとして再利用
来年の種として自家採種
私はネギの種を毎年自家採種しながら育てています。
初めから種を取ることを目的としていますので、種用に少し多めにネギの苗を植え付けています。
花が咲いたネギはそのまま放置しておくとやがて種になりますので、自家採種してみて下さい。
ネギの種播きの時期は秋です。
9月下旬から10月頃に種まきをして、苗を冬越しさせ春に植え付けです。
切り戻して再生させる
切り戻してネギとして再生させて再利用することも出来ます。
ネギはとても丈夫で、切り戻すことで新しい葉っぱが中から伸びだしてきます。
こちらは、切り戻しを行ったネギです。
少しすると中から新しい葉っぱが出てきます。
再生させたネギは、一度畑から抜いて植え直すと成長がよくなります。
コンパニオンプランツとして利用
花が咲いてしまったネギは食用には向いていませんが、コンパニオンプランツとして活用できます。
ネギ特有の香成分が害虫を回避させる効果が期待出来ます。
特にウリ科の野菜に寄り付くウリハムシに効果があります。
効果があるとは言え、農薬のように完璧に退治するまでの効果は期待できません。
緩やかに効いているかな?と言った程度ですが、何も手を打たないよりもいいです。
ウリハムシの発生する時期は主に2回、大量発生するようです。
一度目は、丁度ウリ科の野菜の苗を植え付けた頃です。
苗を植え付けた頃にウリハムシに葉っぱを食害されてしまうと、最悪枯れてしまうこともあるため油断できません。
そこで、花が咲いてしまったネギを切り戻し、カボチャやキュウリの苗を植えた近くに植えておくといいです。
または、植えなくても花が咲いて古くなってしまったネギをそのままカボチャやキュウリの苗の株元に散らかしておくだけでも大丈夫です。
ウリ科の野菜だけでなく、ナスやトマト、ピーマンとネギを混植することでも、コンパニオンプランツとして活用出来ます。
花が咲いてしまったネギは、食べられないからと言って捨てるのは勿体ないです。
是非、夏野菜のコンパニオンプランツとして取り入れてみて下さい。
まとめ
花が咲いてしまったネギは食べられないか?について、また花が咲いてしまったネギの活用法について紹介しました。
ネギはとても丈夫な野菜ですので、切り戻して再生させたりコンパニオンプランツとして活用してみて下さい。
コメント