葉物野菜の代表、ほうれん草。
ホウレン草は場所も取らずに種まきから手軽に育てられることから家庭菜園でも人気です。
そこでこの記事ではホウレン草の種播きの時と育て方について紹介しています。
ホウレン草の種播きの時期は?
スーパーでは一年中出回っているホウレン草。
ホウレン草の旬は春先です。
冬の寒さに耐えたホウレン草は甘味が増して美味しいです。
ホウレン草は種まきから簡単に栽培できることで家庭菜園でも人気ですが、ホウレン草の種播きの時期は、春から秋にかけてが適期となります。
またホウレン草は夏の暑さと高い湿度が苦手で涼候を好む傾向にあります。
ホウレン草の旬でもある春先に収穫するためには、秋まきとなります。
ホウレン草の種播きの時期でもある春播きと秋播きについてそれぞれ見て行きましょう。
ホウレン草の春播き
ホウレン草の春播きは、霜の心配がなくなる頃が適期です。
ホウレン草の種播きの時期が遅れると収穫が夏の暑さに被ってしまうため、3月一杯がおススメです。
ホウレン草の収穫が梅雨時期に重なると、長雨で葉っぱが腐れてしまうことも念頭に置きたいところです。
春播きでホウレン草を育てた場合は、蕾が立つのが早いのも特徴です。
春播きで育てたホウレン草は、出来るだけ早く収穫し消費することがポイントになります。
またホウレン草は夏の暑さに弱いため夏場の種播きは発芽率が落ちるので、夏場の種播きはおススメできません。
葉物野菜が少なくなる夏場は、暑さに強いモロヘイヤの栽培がおススメです。
モロヘイヤは耐暑性や耐病性にも強い野菜で、初心者でも育てやすいです。
ホウレン草の秋播き
ホウレン草の秋播きの適期は9月下旬から10月上旬です。
9月下旬から10月上旬に種まきをしたホウレン草は秋から晩秋にかけて収穫が見込めます。
春先にホウレン草が収穫できるようにするためには、11月から12月上旬にかけて種まきをして、小さい苗のまま冬越しをさせます。
寒さが心配な地域では寒冷紗を被せると安心です。
寒さに当たったホウレン草は甘味が増してとても美味しいのが特徴です。
ホウレン草の育て方
ホウレン草は栄養価が高く食物繊維も豊富でな野菜です。
しかも、家庭菜園でも作りやすいという優れた野菜です。
ホウレン草の育て方を簡単にまとめておきました。
最初に一つだけ注意点があります。
それは、ほうれん草は酸性の土壌を嫌います。
酸性の土壌に種を播いてしまうと、せっかく種まきをして発芽しても赤く縮れてしまい、いつまでたっても伸びださずに育ちません。
酸性の土壌はあらかじめ苦土石灰を撒いて中和させておきましょう。
それでは、ほうれん草の育て方です。
1・土壌の準備
まずはホウレン草に適切な場所を選びます。
ホウレン草は日当たりが良く水はけのよい場所を好みます。
ホウレン草は蒸れやすい性質で、風通しが悪いと葉っぱが蒸れて腐れてしまうので、風通しの良い場所もポイントです。
水はけの悪い湿った場所は避けます。
そして、前述した通り酸性の土壌は避けます。
ホウレン草は肥大な土地を好むため、たい肥を入れて耕しておきます。
この際に枝や石などが出てきた場合は取り除いておきましょう。
2・種まき
いよいよ種まきです。
種は約1センチの深さに溝を作り、1センチ間隔で播いて行きます。
種まきの後は土を被せて水やりをします。
露地栽培の場合は殆ど水やりは必要ありませんが、発芽まで乾燥する日が続くようでしたら、水やりをします。
3・追肥
ホウレン草が発芽して育ってきたら、様子を見ながら追肥をします。
もし、成長が足りないなと感じた場合は化成肥料をパラパラと追肥します。
元肥として堆肥が入った肥大な土壌であれば、追肥は必要ありません。
あくまでも、成長が足りないなと感じた場合のみ追肥を行うと良いでしょう。
4・収穫
ホウレン草は種まきから約1か月半から2か月で収穫が可能です。
最初の頃は葉っぱの外側から収穫していきます。
春播きの場合は蕾が立つのが早いので、出来るだけ小まめに成長を見ながら早めに収穫すると良いです。
まとめ
ホウレン草の種播きの時期について紹介しました。
ホウレン草は春播きと秋播きが可能です。
是非、家庭菜園を楽しんで下さい。
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