数年前に叔母から頂いたアマリリスの鉢植えが、今年も大好きなアマリリスが見事に咲いてくれました。
特別な管理はしておらず、それでも毎年きれいに咲いてくれています。
しかし、株もそろそろ大きくなってきたので、さすがに植えっぱなしもどうかな?と思っているところです。
そこでアマリリスの花が咲き終わってから、翌年花を咲かせるための育て方や株分けの時期などを忘備録としてこちらにまとめてみたいと思います。
アマリリスの花
アマリリスの花の基本情報です。
科・属:ヒガンバナ科、アマリリス属
和名:アマリリス
原産地:南アメリカ
開花時期:4月~6月
アマリリスは球根植物の多年草で、寒さに弱いため冬場は室内に取り込んで管理します。
アマリリスの花はユリの花に似ていますが、ヒガンバナ科の植物なんですね。
花の色も赤やピンク、白、班入り、また一重咲きや八重咲など種類も豊富です。
一本の茎がスーッと伸びた先に開花する、ゴージャスなアマリリスの花はそれだけで圧巻の存在感です。
気品さえ感じてしましまいそうなほどです。
春先の庭の花が本格的咲き出すちょっと前の頃に一足先に開花するアマリリスの花は、待ちわびた春の訪れを感じさせてくれますね。
本当に大好きな花です!
アマリリスの花が終わったら
今年もきれいに咲いてくれたアマリリスの花。
約一ヵ月もの間、私たちの目を楽しませてくれました。
いよいよ花が終わってしまったアマリリスの株がこちら↓↓↓↓↓
ゴージャスだった姿が、こんなにもみすぼらしくなてしまいました(´;ω;`)
花が終わったアマリリスをそのままにしておくと、花の咲き殻の後にこのような種が出来ます。
アマリリスの咲き殻の後に出来た種をそのままにしておくと、球根が腐れてしまったり株自体も弱ってしまいます。
翌年の開花にも影響するほどで、花が咲かなくなる原因の一つでもあるんですね。
アマリリスの花が終わったら、種を作る前に茎を根本から切り取ることが大切です。
良く切れるハサミで、葉に傷がつかないように茎だけを根本から切り取ります。
アマリリスは葉から養分を蓄えています。
そして、葉が4枚出ると花芽を持つと言われています。
つまり葉が4枚にならないと花が咲かないと言うことですね。
アマリリスにとって葉はものすごく大切な部分になりますので、傷つけないように丁寧に扱いましょう。
アマリリスの夏場の管理
花が咲き終わったアマリリスのは、いよいよ本格的な成長期に入ります。
夏から秋にかけて追肥を施し株を充実さていくことが、翌年に花を開花させるためのポイントとなってきます。
置き場所
アマリリスは日光をよく好むので、花が終わったら日当たりのいい屋外やベランダに移します。
しかし、アマリリスは夏場の高温は苦手な性質をもっているため、夏場は風通しの良い半日陰が理想的な置き場所となります。
アマリリスは寒さに弱く夏の暑さも苦手とする、あのゴージャスな姿からは想像できないくらい繊細な植物なんですね。
アマリリスは気温が10度C以下になると成長が止まるため、秋までは屋外で管理しておき、葉が枯れてきたら室内に取り込みます。
葉が枯れてくるとアマリリスは休眠期に入っていきます。
水やり
アマリリスは基本的に乾燥気味に育てるのが良いと言われています。
アマリリスの成長期となる春から秋にかけての水やりは、土が乾いたのを確認してから与えます。
水やりをする場合は、球根に直接かからないように、株の周りにかけるように与えましょう。
受け皿に水が溜まったままにしておくと根腐れを起こしてしまいますので、受け皿の水は必ず捨てて下さいね。
秋に入り涼しくなってきたら、徐々に水やりを控えていきます。
寒さが増してくるとアマリリスの葉は段々と茶色に変色していき、徐々に枯れていきます。
いよいよ成長が止まり休眠期に入っていきます。
休眠期の水やりはかなり控えで大丈夫です。
まったく水を与えないと根が弱ってしまう原因となるため、様子をみてカラカラになる寸前に水やりと行うといいでしょう。
肥料のやり方
アマリリスの開花中は、週に1回液肥を与えると良いそうです。
一週間なんてあっと言う間ですよね。
なんか忘れてしまいそうです。
そんな時は、100均などでも売っている挿すタイプの液肥が便利ですよ。
4月~5月、7月~9月には緩効性肥料を与えます。
8月は肥料は控えます。
緩効性肥料とは、ゆっくりと効果がきいてくる肥料のことをいいますが、固形の油粕などは扱いやすくて便利かと思います。
アマリリスはリン酸の成分が多い肥料を与えると花が咲きやすくなると言われており、チッ素成分の多い肥料は葉ばかり育ってしまうと言われています。
あまり神経質になる必要はありませんが、参考までに覚えておくといいと思います。
アマリリスは球根自体に必要な栄養を蓄える力をもともと持っている植物なので、肥料がなくても育つことは育つんですね。
しかし、肥料を与えないと球根が小さくなったり花が咲かなくなるという現象も稀に起こるので、出来れば成長期に肥料を与えておくといいですね。
そして葉が枯れてきたら休眠期に入るため、肥料は必要なくなります。
11月~翌年4月までは肥料は与えずにたまに、水やりをしながら管理していきます。
アマリリスの植え替えと株分けの時期
アマリリスの植え替え時期は、休眠期に入る直前の10月~11月が適しています。
鉢植のアマリリスは2年~3年に一度植え替えを行うといいでしょう。
また、株分けの時期も植え替えの時期と同じで10月~11月が適期となっています。
植え替え方法
植え替えは鉢から株をゆっくりと抜き出します。
アマリリスの根を傷つけないように注意しながら、古い土を落としていきます。
一回り大きな鉢に植え付けますが、このとき球根上部の1/2~1/3を土から出るように植え付けします。
株分けの方法
鉢から株を丁寧に抜いて、土を落とします。
からまている根は傷めないようにほぐしておきます。
親球から子球を手で割って分けます。
手で割れない時は、ハサミやナイフを使って分けます。
株を分けたらあとは、球根の1/2~1/3を丈夫に出すようにして鉢に植えたら完了です。
春先まで、日当たりのいい部屋の中で冬越しをさせて春の開花を待ちます。
まとめ
アマリリスの花が終わってからの管理方法をまとめました。
翌年もアマリリスの花を咲かせるために参考になれば幸いです。
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