保存がきくジャガイモは作りやすいこともあり、家庭菜園でも人気の野菜ですね。
初夏に収穫したジャガイモは冬越しをした頃から芽を出し始めますが、ジャガイモの芽は有毒で知られています。
毒があるなんて聞くとちょっと恐ろしくなってしまう方も多いですよね。
今回は、ジャガイモの芽ってどれ?と不安に思っている方に、ジャガイモの芽を画像で紹介します。
合わせて青くなったジャガイモの対処の仕方や、芽の出るのを防いだり青くなってしまうのを出来るだけ防ぐジャガイモの保存方法についても紹介します。
ジャガイモの芽ってどれ?
ジャガイモを使う時にその都度スーパーなどで購入している方は、あまりジャガイモの芽を見たことがないかもしれませんね。
なので、「ジャガイモの芽ってどれ?」と思う方も多いのでは?
農家ではほとんどの家で一年分のジャガイモを作って、春先まで保存しながら食べることが当たり前となっています。
保存しておいたジャガイモは春先になると、一斉に芽を出し始めるので農家ではジャガイモの芽は見慣れたものです。
それでは、ジャガイモの芽を画像で紹介しますね。
赤丸で囲んだ部分がジャガイモの芽になります。
よく迷ってしまうのは、下の画像のくぼみの部分です。
上の画像と比べると明らかに違いが分かると思います。
下の画像の赤丸で囲んだ部分は芽ではありませんので、安心して食べられます。
どうしてもくぼみが気になる方は、包丁のカドでえぐり取るようにして調理すると良いですよ。
芽が出たジャガイモはどうする?
芽が出てしまったジャガイモは食べられないのか?と思ってしまう方もいるかもしれませんね。
また、ジャガイモの芽の毒があるということで、必要以上に神経質になってしまったり。
でも安心して下さい。
芽が出たジャガイモは、芽を取り除くことで食べられます。
もちろん、芽をとった後のジャガイモに毒はありません。
ジャガイモの芽は手でポきっと折り取るようにすると簡単に取り除くことが出来ます。
下の画像は、前項で赤丸を付けたジャガイモの芽を取った後の画像です。
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芽を取った後のへこみの部分は、包丁のカドで深めにえぐり取れば安心です。
また、長期保存をしていく間にジャガイモの芽が出ているのを見つけたらその都度小まめに芽を取っておくと、ジャガイモが水分が抜けてシワシワになるのを防ぐことに効果的です。
ジャガイモの芽の毒について
ジャガイモの芽には毒が含まれているということは言わずとも知れたことですが、ここでジャガイモの毒について簡単に説明しておきます。
ジャガイモの発芽した芽にはソラニンという毒素が含まれています。
このソラニンを大量に摂取すると、下痢や腹痛、めまいを起こします。
また、ジャガイモが太陽の光に当たると緑色に変色することがありますが、この緑色に変色したジャガイモにもソラニンが含まれているので注意が必要です。
最近では小学校で授業の一環で栽培したジャガイモで、食中毒を起こしたニュースは記憶に新しいですが、この食中毒も緑色に変色したジャガイモが原因となっていました。
ジャガイモが緑色に変色するのは、保存の段階で太陽の光に当たることは勿論ですが、ジャガイモを畑で育てている段階で、ジャガイモが土から出ているとそこから太陽の光が当たってしまい、緑色に変色してしまうので注意が必要です。
畑でジャガイモを育てる場合はしかりと土寄せを行い、ジャガイモが土から出ないようにしておきましょう。
もし、ジャガイモは緑色に変色してしまった場合は、緑色の皮を厚めに剥いて完全に緑色の部分を切り取ってから調理しましょう。
ジャガイモの芽と変色を防ぐ保存方法
ジャガイモの長期保存では、春先になると芽が出てしまうのは避けられないのですが、少しでも芽の出るのや緑色に変色をするのを防ぐ方法を紹介します。
私の家では、ジャガイモの長期保存は麻袋に入れて風通しの良い暗い場所に保存しておきます。
この方法だと、春先まで比較的いい状態で保存が可能です。
光に当たると緑色に変色するので、ジャガイモを光に当てないようにすることは必須です。
厚めの紙袋や段ボール箱に入れて保存すると良いでしょう。
また、ジャガイモを保存している袋や箱の中にジャガイモと一緒にリンゴを入れておくことで、リンゴから発生するエチレンガスがジャガイモの発芽を抑える働きがあるとされています。
私は試したことがないのですが、りんごが余ってしまった場合など試してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
ジャガイモの芽ってどれ?と疑問に思っている方に、ジャガイモの芽を画像で紹介しました。
また、ジャガイモの芽や緑色に変色するのを防ぐ方法も合わせて紹介しました。
長期保存のきくジャガイモを有効活用に役立てれば幸いです。
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