ハーブの中でも一番大好きなのがバジル。
あの独特の香りがたまらなく好きです!
私は、毎年バジルだけは欠かさずに種から育てています。
バジルは見た目は繊細そうに見えますが、実はとても丈夫なハーブなのです。
場所をとらずに簡単に育てることの出来るバジルを種から育ててみませんか?
バジルの種播き
バジルは発芽適温が20度と高めなので、私は毎年ゴールデンウィーク明けにバジルの種を播きます。
春先、あまり急いでバジルの種を播いてしまうと、寒さに弱いため枯れてしまう恐れがあるので、遅霜の心配がなくなってから種まきをします。
またバジルは温度さえ高ければどんどん成長していきますので、ゆっくりめに種を播いても、もの凄いスピードで育っていくんですよ。
バジルの種を播く方法は、畑に直接播くかポットに播いて後から定植する方法があります。
そこでバジルの種播きにおススメなのが、豆腐のパックを再利用する方法です。
ますは、豆腐のパックの底に尖ったもので穴を数か所あけます。
私は、ボールペンの芯の先で穴を開けました。
ここにプランターの土を入れて水をかけて土を湿らせます。
そこにバジルの種を播いていきます。
バジルは光発芽の性質で、基本的に土はかぶせないで大丈夫なんですよ。
逆に土を掛け過ぎてしまうと、発芽率が悪くなるので注意しましょう。
どうしても土をかけないと不安だと思う方は、薄っすらとかけておきましょう。
豆腐パックを使うことで種まきに使う培養土を少なくて済むことと、何より手軽に苗を育てられるところがいいです。
育苗用の黒いポットは深さあるため、培養土がはかいくんですよね。
「はかいく」ってどんな意味?と思われた方もいるでしょうか?
「はかいく」とは、「はかどる」という意味なのですが、私の住む地方では「量がかさんでしまう」という意味合いで使用します。
つまり、「培養土をたくさん使ってしまうから勿体ない。」という意味合いが含まれているんですよ。(参考までに、、、、。)
豆腐のパックに種を播いて、本葉が2枚になった頃に地植えやプランターなどに定植します。
是非、参考にしてみて下さい。
ちなみになんですが、私は今年は畑に直接種を播いてみました。
発芽した状態がこちら↓↓↓↓
かなり雑な感じになってしまいました。(反省)
しかし、発芽率は抜群でした!
畑をきれいにならしてから均等に種を播いて薄く土をかけました。
土をかぶせないかわりに水やりはたっぷりと与えます。
種を播いてからは、乾燥させないことが発芽率を上げるポイントですね。
ちなみに肥料は施しまていません。
バジルは強いので、この苗を別の場所に定植することも可能です。
この場合は、バジルの本葉が2枚になった頃に行うといいでしょう。
丁度、上の画像が本葉2枚になった状態です。
また鉢植えで育てたい場合は、この苗を植木鉢に植え替えしてもOK。
私も、鉢植えでもバジルを育てたいと思っていたので、植木鉢にも移植してみました。
この緑色のつやつやした葉を見ているだけで癒されます。
観賞用にもいいかもしれません。
バジルは本当に強い植物なので、植え替えをしてもすぐに根付いてくれますので、あまり神経質にならずに、自分の好きな場所にどんどん植え替えていっても枯れることはほとんどないように思います。
水やりさえしっかりと行えば、、、です!
バジルの地植えとプランターの定植
バジルが好む環境は日当たりの良い場所で、保水力の高い有機質の土壌を好みます。
また、暑さには強いのですが乾燥に弱い特徴を持っています。
プランターや鉢植えで育てる場合は、夏場の水やりは小まめの行いましょう。
プランターや鉢植えで育てる場合の用土は、ホームセンターで市販されているプランターの土で十分に育ちます。
私も、バジルの鉢植えを一鉢植えましたが、元肥入りのプランターの土を利用しました。
すくすくと順調に育っていますよ。
バジルを畑に定植する場合は、完熟たい肥や腐葉土をすき込んでおくと保水性にもい優れるのでおススメです。
バジルは、肥料切れを起こすとしたの葉が黄色に変色しています。
葉の色が黄色く変色してきたら肥料切れのサインなので、追肥をしてあげるといいですね。
バジルの花が咲いたら摘心
バジルの成長は驚くほど速いんですよね。
順調にいい感じで育ったと思うのもつかの間、あっという間に花が咲いて葉の状態も固くなってしまい、葉の量も半減です。
バジルを出来るだけ長く楽しむためには、摘心が必要だと最近知りました。
バジルは、花を咲かせてしまうと花から種に栄養が言ってしまい、葉の成長が止まってしまうらしいのです。
ですので、バジルの花が咲く前に摘心をしておきましょう。
摘心することで、わき芽が伸びだして充実した株になり、収穫量も増えるメリットにつながります。
下の画像は、バジルの花が咲き出したころの状態です。
この頃は、まだ葉もたくさん茂っていますが、花を咲かせたままにすると、あっという間にみすぼらしい形になってしまうのです。
花芽を見つけ次第に摘心してしまいましょう。
摘心する際には、株全体の1/3~半分程度に切り戻します。
バジルに株をカットするのはもったいないと思うかもしれませんが、出来るだけ長くバジルを楽しむためには必須の作業となることを覚えておいて下さい。
バジルの増やし方
バジルは思ったよりも強い植物です。
バジルの枝を切り取って水に挿しておくだけで簡単に根が伸びだしてくるんですよ。
その苗を鉢植えにしたり、地植えにして簡単に増やすことが可能です。
こちらはバジルを水差しして一週間後の状態がこちら。
しっかりと根が出ていますね。
水に挿してから5日目くらいで、徐々に白い根が伸びだしてきました。
バジルを増やす場合は、このように水挿しして根が出た状態を確認してから鉢植えや地植えにすると失敗なく簡単に増やすことが出来ます。
改めて、バジルの成長は本当に早いので、新芽を摘んでしまうのがもったいないように思えても、どんどん新芽を摘んで料理に利用するのが正解ですね。
新芽を摘めば摘む程、新しい芽が出てくるし、バジルの株にもその方がいいみたいです。
バジルの病害と害虫
バジルは病害には強いようです。
夏場の乾燥だけ気をつければそれほど病害に気にすることはないよう。
バジルに付きやすい害虫は、アブラムシとハモグリバエが付きやすいと言われていますが、私の畑ではそれほど害虫の被害を受けたことはありません。
バジル特有の臭いが虫を寄せ付けない効果を持っているようですし。
なのでバジルを育てる際には、それほど害虫や病害に関しては気にならないように思います。
病気に強いこと、簡単に増やせることなどを考えると、バジルは初心者にとっても育てやすいハーブだと思います。
むしろ成長が早いので、どうやって使いこなそうか?そちらの問題の方が悩ましいくらいかもしれません。
まとめ
バジルの育て方をまとめました。
バジルは初心者でも種から簡単に育てることが可能で、しかも鉢植えで育てる場合は場所も取らずに育てられます。
バジルの葉を一枚だけでも料理に加えることで、いつもの料理をぐっと引き立たせることが出来る魔法の葉っぱと言ってもいいかもしれません。
是非、バジルのある生活を楽しんでみませんか?
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