20年くらい前に山形県を旅した時に、甘くて辛いきゅうりの漬物を頂きました。
当時は漬け物はしょっぱいのもと思っていたので、きゅうりの漬け物が甘いことに衝撃を受けたのを覚えています。
初めて山形のきゅうりの辛子漬けを食べたときには、あの甘さが馴染めませんでしたが今では自分でもきゅうりの辛子漬けを作るまでになりました。
今回は、山形の本格的なきゅうりの辛子漬けの漬け方を紹介したいと思います。
きゅうりがたくさん採れすぎて困った時に、ぜひ作ってみて下さいね。
きゅうりの辛子漬けレシピ
山形県の農家では、きゅうりが一度にたくさん採れたときにきゅうりの辛子漬けを大量に仕込みます。
なんと一度に漬ける量はきゅうり2キロ分、約20本分です!
大量に漬けた方が美味しく出来ることと、日持ちも10日くらい持つということもありますが、それでも一般家庭では20本ものきゅうりの辛子漬けは多すぎますよね。
そこで、今回は一般家庭でも作りやすい分量できゅうりの辛子漬けを作ってみました。
- きゅうり 5本
- 塩 大さじ1強
- 粉辛子 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
きゅうりは洗って両端のへたを取ります。
平たい容器にきゅうりを並べていき、その上に塩、粉辛子、砂糖をまぶしまてそのまま蓋をして冷蔵庫で寝かせます。
こんな感じです👇
容器にきゅうりを並べて、その上から塩、粉辛子、砂糖をまぶすだけでOKですよ。
特別にきゅうりを塩で揉んだりしなくても大丈夫です。
このままの状態で冷蔵庫に入れて2晩もすると、徐々にきゅうりから水分が出てきますので、容器をゆすってきゅうり全体につけ汁が行きわたらせるようにします。
5日もするときゅうりがシワシワにしんなりしてきますので、そしたら食べごろです。
このような状態になると、しっかりと味がしみ込んで完成の目印です。
👇
この時のきゅうりの色なのですが、驚くほど真っ青なんです。
食べる時は、つけ汁をきれいに洗い流してから食べやすい大きさに切ります。
きゅうりの状態がかなりしんなりしているのが分かるでしょうか?
しんなりしていることで、歯ごたえがパリパリになって美味しいのです。
また、粉辛子の辛さが鼻の奥にツンとくるところが後を引いて、いくらでも食べられてしまいそうです。
きゅうりの辛子漬けを作る際のポイントは、粉辛子を気持ち多めに入れるといいです。
粉辛子が足りないと、ただの甘い漬け物になてしまい、味がぼやけて美味しくならないので、粉辛子を多めに入れることで、味もぐっと引き立ちますよ。
粉辛子なのですが、私は業務スーパーで調達しています。
業務スーパーの粉辛子は300gも入っていて300円もしないと思います。
きゅうりの辛子漬けを作る時に、かなりの量の粉辛子を使用するので、ふんだんに使える業務スーパーの粉辛子はおススメです。
きゅうりの辛子漬けを作った際のつけ汁ですが、このつけ汁のまま2回~3回ほど使い回しが可能です。
3回目となると、味もかなりボヤケテくるのでおススメは2回までですが、、、。
つけ汁を使い回すときは、新しいキュウリを入れる時にキュウリに塩を少しすりこむようにするといいです。
私は、一回漬けただけで捨ててしまうのは勿体ないので、2回ほど使い回しています。
大量に漬ける時の分量
上記では、一般家庭で漬けやすい分量でのレシピを紹介しました。
本場、山形では大量のきゅうりを使用して漬けるのですが、参考までに本場山形での大量レシピを紹介しておきます。
- きゅうり 2キロ(約20本)
- 塩 1/2カップ
- 粉辛子 1/2
- 砂糖 350g
漬け方は、作りやすい漬け方と同じ要領です。
キュウリを平たい容器に並べて、上から塩、粉辛子、砂糖をまぶしてそのまま冷蔵庫で寝かせればOKです。
きゅうりから水分が出てきたら容器をゆするようにして、つけ汁を行きわたらせます。
きゅうりにしんなりとシワがよってきたら食べごろの合図です。
日持ちは10日くらいです。
まとめ
山形の本場のきゅうりの辛子漬けのレシピを紹介しました。
作り方はとても簡単ですね、きゅうりに調味料をまぶして冷蔵庫で寝かせるだけでOKです。
きゅうりの浅漬けとは一味違った辛子漬けを堪能して下さい。
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