ジャガイモは貯蓄性があり家庭菜園でも人気の野菜で栽培されている人も多いと思います。
家庭菜園で育てたジャガイモはほとんどの家庭で一年分の消費量のジャガイモが収穫できるのではないでしょうか?
そこで家庭菜園で収穫したジャガイモを長期保存させる方法を紹介したいと思います。
是非、参考にして下さい!
収穫したジャガイモの保存方法
ジャガイモの収穫時期は丁度、梅雨時期に重なってしまいがちですね。
ジャガイモの収穫は晴天が続く日が鉄則です。
また、梅雨時期と重なりがちで難しい年もありますが、梅雨が長引くときは要注意です。
長雨で育ったジャガイモが腐れてしまうことがありますので、梅雨時期でも晴天が続くような日を見計らってジャガイモの収穫を済ませてしまうことが重要です。
かく言う私も、長雨でジャガイモの収穫時期を見逃してしまったことから、収穫量の半分くらいとの量を腐らせてしまったことがあるのです。
それ以後、ジャガイモの収穫は晴天が続くようでしたら隙を見て早めに済ませています。
収穫したジャガイモの保存方法のコツは3点あります。
1・転がした状態で夏越し
2・小まめに芽かきをする
3・冬越しの防寒
上記の3つのポイントを抑えることで、おおよそ一年間までとはいかなくとも10カ月程度はいい状態でジャガイモの保存が可能です。
それぞれ詳しく解説して行きます。
1・転がした状態で夏越し
収穫したジャガイモはしっかり乾燥させたらコンテナや麻袋に入れてしまいたいところですが、コンテナや麻袋に入れて保存するのは、夏が終わって秋になってからにしましょう。
収穫したジャガイモは一週間程度で乾燥されると思われがちですが、実はもっとしっかりと乾燥させた方が良いです。
しっかり乾燥させたつもりでも重なり合っている部分が湿っていたり、傷口から腐敗することもあります。
そして夏の暑さで更に、見逃していた傷口などから腐りやすいのがジャガイモなのです。
収穫したジャガイモは、風通しの良い日の当たらない場所に転がしておきます。
理想的なのは土間です。
しかし、現在は土間も貴重な存在となってしまいました。
土間がなければ、物置小屋のコンクリートの上やガレージの片隅に転がしておきます。
光が当たると光合成をしてジャガイモが緑色に変色してしまうため、光が当たらないように使い古したシーツやバスタオル、または段ボールを被せておきます。
このようにして床や土間に転がした状態で夏越しをさせます。
夏が過ぎて秋になったらジャガイモをコンテナや麻袋、厚手の段ボール箱に移します。
私は厚手の段ボール箱に保管しています。
2・小まめに芽かき
ジャガイモはとても丈夫な野菜で、放置しておくだけでもどんどん芽を出していきます。
生命力の強さを感じますね。
少し放置していただけで気が付いたら大変なことになっていました。
こちらは、秋口になりダンボールに入れた状態にしていたジャガイモです。
なんとモヤシのような芽がびっしりと伸び出しているではありませんか!!
慌てて段ボールから全て出して、芽をかきました。
ジャガイモの芽が伸びてしまうのは、ジャガイモの性質上避けては通れないようです。
芽を出したジャガイモを放置しておくと、芽に養分が吸い取られシワシワになり食べられなくなってしまうので、小まめにジャガイモの様子を見て、小まめに芽かきをすることが長期保存でのポイントです。
思い出せば、私の母も一年に何回かジャガイモの芽かきをしていたことを思い出しました。
参考までに、ジャガイモの芽にはソラニンいう毒が含まれています。
大量に摂取すると下痢や腹痛、めまいを起こすと言われています。
また、緑色になったジャガイモにもソラニンが影響しています。
芽が出てしまったからと言ってジャガイモが食べられなくなってしまったわけではなく、芽をかき取れば問題なく食べられます。
その際は包丁で芽の部分を深めにえぐり取るようにして調理すると良いです。
収穫したジャガイモを長期保存をする場合は、小まめに様子を見て芽かきをすることで、良い状態のまま保存が可能となります。
3・冬の防寒対策
収穫したジャガイモは寒さ対策をしっかりして冬越しをしましょう。
ある程度の寒さにも耐えられるジャガイモですが、氷点下になると凍ってしまう恐れもあるため、防寒対策はしっかりとしておきましょう。
と言っても難しいことではなく、段ボールやコンテナ、麻袋に入れたジャガイモの上から使い古したような毛布を一枚かけておくだけで十分に防寒対策となります。
段ボールを掛けておくだけでも違います。
収穫したジャガイモは来年の種イモに出来る?
収穫したジャガイモは翌年の種イモとして利用できるのでしょうか?
気になるところですね。
一般的にジャガイモはウイルス感染しやすいとい言われています。
ウイルス感染したジャガイモと知らずに種イモに利用した場合、収穫量が減ってしまったりする場合があります。
理想的なのは検査済の市販の種イモを利用することが望ましいです。
しかし、毎年種イモを購入するのもコストがかかりますね。
私の家や近所の農家ではジャガイモの種イモは2・3年おきに購入。
収穫したジャガイモを種イモとして利用し、2・3年繰り返し栽培したら新しい種イモを購入しながらジャガイモを栽培している家庭が多いです。
自家消費する分には何ら問題はありません。
あくまでも参考までにですが、、、、。
まとめ
収穫したジャガイモの保存方法について紹介しました。
是非、参考になれば幸いです。
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