家庭菜園に人気のトマト。
特にミニトマトは初心者でも育てやすいですよね。
トマトの栽培に関して「芽かき」と言う作業が必要だと聞いたことはありませんか?
私は家庭菜園を始めた当初は、せっかく大きく育ち始めたトマトのわき芽を切り取ってしまうのはもったいないと思っていました。
わき芽を伸ばした方がその分とトマトもたくさん収穫できると思っていたからです(笑)
しかし、トマトを育てる過程で芽かきは最も大切な作業なんですね。
トマトを育てる時に芽かきをする理由と芽かきの方法と時期についてまとめてみました。
トマトの芽かきをする理由
トマトはとても成長旺盛な野菜なんですね。
春先に定食したトマトは植えたままにしておくと、わき芽を伸ばしながらジャングルのように成長していきます。
トマトの芽かきをしないまま枝を伸ばしたままにすると、葉がたくさん茂り過ぎて蒸れてしまう原因や日光が良く当たらなくなり光合成が十分に出来なくなってしまいます。
芽かきをすることで、風通しがよくなり蒸れから株を守ります。
また、葉や枝にも日光が行きわたり光合成も活発に行われるため、病害にかかりにくい丈夫な株になると言うわけなんですね。
そしてもう一つの理由は、トマトの実を充実させる目的があります。
わき芽を伸ばしたままにするとトマトの実の数はその分たくさん実らせることになります。
私がトマトを育て始めたばかりの頃は、とにかくたくさん実のった方が嬉しく感じてました。
しかし、トマトの実の数が多ければその分、栄養の奪い合いとなり小ぶりのトマトがたくさん出来てしまうということになるんですね。
その上、トマトの味自体も劣ってしまうのです。
ギュッと濃縮されたトマトの旨みが無くなってしまう訳ですね。
大玉トマトに限らず、ミニトマトもわき芽をかいた方がより美味しいミニトマトに育ちます。
家庭菜園でミニトマトを育てている方も多いと思いますが、なぜかミニトマトがより小さいと言った経験はありませんか?
それは、芽かきをしないことが原因の一つと考えられます。
ミニトマトもしっかりと実らせるためには、芽かきは欠かせない作業なのです。
わき芽を摘んでしまうのは勿体ないと思っていましたが、美味しいトマトを育てるために余計な葉や枝の栄養をトマトの実に行きわたらせるための必須の作業だということを覚えておきましょう。
トマトの芽かきの方法
それでは、トマトの芽かきの方法です。
トマトの主幹のに小さな新しい芽が幹から伸びてきます。
トマトの葉の付け根から小さな芽が出ていますね。
これがトマトのわき芽です。
わき芽が小さいうちでしたら手で簡単に取ることができます。
理想はわき芽が5センチ以内の時に芽かきをすると良いです。
しかし、トマトは成長が早いのであっと言う間にわき芽が大きくなってしまうこもザラにあります。
大きくなり過ぎた時はハサミを利用しますが、病原菌の侵入を防ぐためにハサミを消毒することが推奨されています。
個人的には用心したことに越したことはないですが、そこまで神経質にならなくてもいいかな?と思っています。
あまり考え過ぎてもストレスになってしまいますのでね。
ちなみに、芽かきしたトマトのわき芽は挿し木に利用することが可能です。
トマトのわき芽を挿し木に利用する場合は、わき芽を少し大きめに成長させて挿し木をすると良いです。
トマトのわき芽を挿し木にすることで、最初のトマトの収穫が終わった頃に、また次のトマトの株から収穫が期待でるので、より長い期間トマトの収穫を楽しめるものいいですね。
何より苗を購入しないで済むので経済的にもメリットです。
トマトの芽かきの時期
トマトの苗を定植して一番花が咲き出す頃から芽かきの開始時期となります。
よく晴れた日に芽かきをします。
雨の日は避けましょう。
芽かきでは、切り取った部分を十分に乾燥させることで病原菌の侵入を防ぎます。
トマトの実が実り出すまで、1週間に少なくても1回の芽かきをしておくと良いです。
出来れば一週間で2回が理想的です。
トマトのわき芽は一度かいても再び出てくるので、小まめにチェックするといいですね。
トマトの摘心
トマトを育てる上で、摘心も必須の作業となります。
摘心、、、つまりトマトの成長を止める作業となります。
トマト一株で5房の収穫を目指します。
トマトは本葉が7枚から8枚になると第一の房となります。
その後は葉3枚ごとに一房づつ着いていくのですが、5房まで成長したら主幹の先穂を切り落とし摘心します。
摘心する際には5房目から上2枚の葉を残して、先端を切り落とします。
摘心をしてトマトの株の成長を止めることで、トマトの実に栄養が行きわたるためより美味しいトマトが期待できるのです。
初心者のうちはどうしても摘心や芽かき作業が、もったいないと思ってしまいがちですが、芽かきや摘心をしない方がもったいないということを覚えておきましょう。
まとめ
トマトを育てい過程で芽かきの必要性についてと、芽かいの方法や時期と摘心について紹介しました。
トマトの芽かき作業や摘心をしっかり行うことで、より美味しいトマトに育つことがお分かりいただけたでしょうか?
是非、美味しいトマトを食卓に!
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