桜の花も咲き時始め、そろそろ家庭菜園も本格始動です。
畑仕事が本格始動する前に気になるのが里芋の保存状態です。
毎年、里芋は深めに穴を掘り土の中で冬越しをさせています。
里芋の種芋の準備をしようと思った時にふと親芋は種芋に利用できるのか気になったので調べてみました。
この記事では里芋の親芋を種芋にすることについてメリットなどを交えながらまとめています。
里芋の親芋は種芋に出来る?
私の家では母の代からずっと収穫して保存しておいた里芋を種芋として利用してきました。
ここ数十年、市販されている里芋の種芋は買ったことがありません。
里芋の品種は既に不明ですが、毎年自家消費する分には十分なほどの収穫が出来ています。
秋に収穫した里芋は、深めに穴を掘り土の中で冬越しをさせています。
里芋を土の中で保存する時は、親芋から子芋を取らずに付けたまま株ごと保存する方が傷まないと言われているため、親芋ごと子芋を付けたまま保存しています。
種芋用として土の中で保存しておいた里芋です。
子芋を外さずに親芋ごと保存しておいたことで、殆ど腐れずに無事に冬越しが出来ました!
ポチっと芽も出ています。
例年ですと、種芋を準備する際に親芋から子芋を取って子芋を種芋として利用して、親芋は捨てていました。
ふと、里芋の親芋は種芋に出来るのか気になったので調べてみました。
結論からすると、里芋の親芋は種芋に利用できるとのこと!
しかも、里芋の親芋を種芋にすることでメリットもあるそうです。
里芋の親芋は一株に対して親芋が一つしか採れないため、沢山の種芋を必要とした場合に親芋だけでは数が足りなくなることで、里芋の親芋は種芋として需要から外れた背景があったようです。
もし、里芋を植え付ける際に、数株程度でしたら親芋を利用するのがおススメということになります。
こちらが里芋の親芋です。
芽もしっかり出ています。
今年はこの親芋を種芋として植えてみます!
今まで里芋を収穫した際に親株は美味しくないことから、子芋だけ取って親芋は捨てていました。
勿体なかったな~と今更です。
里芋の親芋は種芋として利用で出来るということで、今年は親芋を植え付けてみようと思います。
里芋の親芋を種芋にする4つのメリット
里芋の親芋は種芋に利用できることが分かりました。
そして、里芋の親芋を種芋に利用するには4つのメリットがありました。
里芋の親芋を種芋に利用することで得られるメリットがこちら。
1・収穫量が増える
2・芋が大きく育つ
3・生育が早い
4・花が咲く
里芋の親芋は子芋よりも栄養分を多く含んでいるとのこと。
そのため、親芋を種芋にすることで大きく成長し、収穫量も子芋を種芋にした場合と比較すると約1・5倍もの収穫量が見込めるそうでう。
また、里芋は熱帯植物のため生育温度がかなり高めとなっています。
通常、子芋を種芋にした場合、発芽するまでかなり日数を要する場合があります。
勿論、地域差もありますがくなかなか芽が出ないと腐っているのでは?なんて思い、掘って様子を見たりすることもありました。
里芋の親芋を種芋にすると成長が早く、成長が早まる分収穫量も増えるというメリットがあると言うことです。
そして、里芋の親芋を種芋にすることで里芋の花が咲くのが期待できるとうことです。
里芋の花は非常に珍しいようです。
親芋を種芋として植え付けることで里芋の花が咲く可能性が大きいと言うことです。
ちなみに里芋の花がこちら。
天龍村様のインスタグラムを引用させていただきました。
ちょっと、水芭蕉に似たような、カラーの花に似たような、気品のある花ですね。
里芋の花が咲く条件は、気候やその年の陽気なども影響するようで親芋を植えたからと言って必ず花が咲くわけではないようです。
しかし、花が咲く可能性もあると言うことで、楽しみに親芋を植え付けてみるのもいいですね。
今年は、里芋の親芋を種芋に植えてみようと思いますが、結果的に集荷量や芋の大きさ、里芋の花に関しては、秋の収穫を見てからこちらで追記していきます。
里芋の親芋を種芋に植え付ける際のポイント
里芋の親芋を種芋として植え付ける場合にポイントがありますので紹介します。
通常、子芋を種芋として植え付ける場合は株間50センチ、深さ15センチ程度とされています。
里芋の親芋を種芋として植え付ける場合は、子芋よりも大きく成長するため株間を広く取ります。
株間は60センチ、深さは20センチを目途に植え付けると良いそう。
そして、もう一つのポイントが逆さ植えをすることなのだそう。
逆さ植えとは、通常は芽を上に向けて植え付けていきますが、逆さ植えの場合は芽を下にして植え付けることを言います。
芽を下にして逆さ植えをすることで、里芋の芽は下から上に伸びようとして抵抗力が付くそうです。
抵抗力が付くことで、病害虫に強くなるメリットが期待できると言うことです。
また、逆さ植えをすることで土の下から芽が上に向かって伸びることで、より深い場所に子芋が育ちます。
深い場所に子芋が育つことで、土寄せの回数を減らせるメリットがあります。
里芋は夏場の乾燥や強い日差しを苦手とするため、通常は日差しや乾燥から子芋を守るため小まめに土寄せを行う必要があります。
逆さ植えをすることで、土寄せの労力を減らせるメリットは大きいですね。
畑仕事はかなり肉体的な作業です。
少しでも手間を省けることは積極的に試してみようと思いました。
まとめ
里芋の親芋を種芋にすることが出来るかについて紹介しました。
里芋の親芋を種芋にした場合の結果は、2023年秋の収穫を終えてから結果の追記をします。
里芋の花が見られるかもとても楽しみです。
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