春先になると道の駅や直売所に並び始める山菜のわらび。
旬の味覚を楽しみたいと思う反面、わらびのあく抜きが難しそうに感じてなかなか手が出ない方も多いのではないでしょうか?
実は、わらびのあく抜きは思ったほど難しくもありませんし、それほど手間のかかることでもないんですよ。
今回は、わらびのあく抜きの簡単な3つの方法を紹介します。
わらびのあく抜きを覚えると料理のレパートリーも広がって楽しみも増えますよ。
わらびのあく抜き・灰
わらびのあく抜きとして灰を使った方法が良く知られていますね。
私の経験上、灰を使ったあく抜きが一番簡単で失敗しないかな?と思っています。
しかし今の時代に灰を手に入れることは、都会に限らず田舎でもなかなか困難なことです。
灰を手に入れることが難しい方は、例えばキャンプなどでバーベキューをした際に残る炭の燃えた後のものでも十分に利用できますよ。
私の家では庭でホームカマドを使うことが可能なため、大きな鍋でタケノコを湯がくのですが、その時に炭のような小さな塊が最後にたくさん残るのでわらびのあく抜きに利用しています。
灰のようなサラサラなパウダー状ではありませんが、しっかりとアクは抜けますよ
1・平なバットなどにわらびを並べます
2・わらびの上にまんべんなく灰を振りかけます
3・わらびを並べたバットの上から熱湯を注ぎ、押しぶたをして重石をのせましょう
4・一晩から二晩寝かせます
5・水でよく洗い流して完成! そのまま食べることが可能です。
※わらびの先端の部分はモサモサするので切り落とします。
わらびのあく抜き・重曹
灰がなかなか手に入らない方は、家庭にある重曹を使ってわらびのあく抜きをする方法がおススメです。
●わらび500g前後
●重曹 小さじ1杯 (3グラム)
●水 2リットル
1・大き目の鍋に重曹を混ぜた2リットルの水を沸騰させます
2・わらびを平たいバットに並べます
3・沸騰させた重曹入りの熱湯をバットに流し込みます
4・押しぶたをして重石をのせ一晩寝かせて完成です。そのまま食べられます
重曹の量が多すぎると、重曹の匂いが強く残ってしまうので注意してくださいね。
わらびのあく抜き・小麦粉
わらびのあく抜きに小麦粉を使用した方法も簡単でおススメです。
分量
●わらび200g~300g
●水 1リットル
●小麦粉 大さじ4杯
●塩 小さじ1
1・大き目の鍋に小麦粉と塩を加えてお湯を沸かします
2・沸騰したらわらびを加えて弱火で数分茹でます
わらびの固さに注意しながら茹で過ぎないように注意してくださいね!
茹で過ぎるとわらびがベロベロになってしまいシャキシャキ感が無くなります
3・茹で上がったら水に10分程度さらして完成です
わらびのおすすめレシピ
灰や重曹、小麦粉を使ってあく抜きしたわらびは、熱湯をかけているためそのまますぐに食べることが出来ます。
熱湯をかけたことで、サッと湯がいたと同じことなんですね。
それでも、そのままでは気が引けるという方は、改めてサッと湯がくといいでしょう。
あくまでも茹で過ぎに注意してくださいね。
茹で過ぎてしまうと、わらび独特のサクサクした食感が無くなってしまい、ヌメリが出てしまいます。
それでは、わらびのおすすめのレシピを紹介しておきます。
わらびの浅漬け
わらびを漬け物にします。
わらびを浅漬けの素やめんつゆに漬けるだけで手軽に美味しい一品の出来上がりです。
ちなみに私はたまり漬けの素を利用しています。
季節の出会いがしらにおススメなのが、キュウリです。
わらびとキュウリを一緒に浅漬けの素やめんつゆに漬けても合いますよ。
わらびのお浸し
わらびをお浸しで頂きます。
あく抜きをしたわらびは先程も述べましたが、熱湯をかけているのであく抜きが完成した段階で、既にわらびのお浸しが出来上がっています。
トッピングにかつお節や生姜おろしをかけて頂くと格別です。
うどんやお蕎麦にピザのトッピング
観光地に行くと山菜うどんや山菜そばのメニューをよく見かけますね。
わらびが手に入った時は自宅で山菜蕎麦、うどんを作ってみませんか?
またピザやトーストのトッピングに利用しても意外と合いますよ。
まとめ
わらびのあく抜きの簡単な3つの方法とおススメのレシピを紹介しました。
難しいと思いがちなわらびのあく抜きですが、やってみると意外と簡単なんですね。
是非、チャレンジしてみて下さい。
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