チタケというキノコをご存知ですか?
チタケは栃木県民に大変好まれている天然のキノコです。
栃木県の温泉地や観光地を旅すると、「チタケうどん」の看板をよく目にしますが、チタケうどんは栃木県の郷土料理としても親しまれています。
そんなチタケは特徴があるので、キノコ初心者でも簡単に見つけることが出来る身近なキノコなのです。
今回は、チタケの特徴を画像を用いて紹介します。
チタケとは?
チタケは、ベニタケ目のベニタケ科、チチタケ属のチチタケ節のキノコです。
ちょっと、複雑ですね。
正式な和名は「チチタケ(乳茸)」と言います。
私の住む茨城県やお隣の栃木県では、「チタケ」の名で親しまれています。
チタケの食感はぼそぼそした感じで、チタケ自体はそれほど美味しいキノコという訳ではありません。
しかし栃木県民から絶大な絶賛を浴びているのは、チタケの「出汁」なんですね。
チタケをうどんや蕎麦のおつゆにすると、とてつもないチタケの「出汁」が出るのです。
おつゆ全体にチタケの香りと出汁が漂って、うどんや蕎麦ととてもよく合います。
チタケの出汁は、シイタケや他のキノコと一味違ったチタケの出汁と香りが相まったチタケ独特の出汁なんですね。
一度チタケの魅力にはまったら病みつきになりそうです。
チタケの画像と特徴
チタケの特徴としては、まずはチタケの色です。
茶褐色が特徴で山に自生していると遠目からでも目立つので、初心者でも見つけやすいです。
茶褐色が特徴のチタケですが、こちらの画像のように一番奥のチタケはやや薄い茶色です。
そして、チタケの名前の由来からして、チタケの笠の裏から白い水滴出(乳)が出るので、見分け方も簡単なんですよ。
チタケを裏返すとひだの部分から白い水滴が出ているのがこの状態です👇
この白い水滴を触ると手がべたべたになり、アクのような感じで手も黒くなって汚れます。
またチタケを手で裂いてみようとすると、ボソッと折れてしまいエリンギを手で裂くような感じにはいかないのも特徴です。
チタケの見分け方は、笠の裏のひだから白い水滴(乳)が出ているのを確認することで簡単に見分けることが出来ます。
たまにチタケによく似ているキノコに出くわすことがあるのですが、笠の色がチタケと同じような色で、笠だけ見るとチタケと区別がつかないくらいです。
しかし、裏返してみるとひだの色が真っ白で、白い水滴(乳)も出ていません。
チタケの見分け方は、白い水滴(乳)が出ているかいないかが一番のポイントです。
チタケの時期と自生しやすい場所
チタケは、ブナ科の林に自生しやすいと言われています。
私の経験上からすると、きれいな雑木林に自生している場合が多いように感じます。
チタケの時期は、夏から秋にかけて自生します。
秋の本格的なキノコのシーズンはほんの一週間程度でしょうか?
他のキノコに比べると、自生している期間が長期間に渡ることは、キノコファンにとっては嬉しいことですね。
まとめ
チタケの特徴を画像を用いて紹介しました。
チタケが採れたら是非、チタケうどんにして食べてみて下さいね。
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