冬の到来が近づいてくると、直売所や道の駅では土付きの人参が出回ります。
時には大袋で大量の土付き人参が売られていることもありますね。
大袋で購入した方がコストも抑えられるメリットがあります。
この記事では土付き人参の長期保存方法についてまとめてあります。
土付き人参の保存方法
本格的な冬を迎える前に甘味を増した人参の収穫が始まります。
人参は一年中出回っており、季節感をあまり感じられない野菜の一つですが、人参の旬は本格的な寒さを迎える冬です。
冬の寒さが増すごとに甘味と水みずしさが増して美味しくなります。
また漬け物や煮物、汁物の彩りやお正月料理にも重宝され、冬の食材として欠かせないのが人参でもあります。
冬本番を迎える頃になると直売所や道の駅などで土付き人参が大袋で販売されますので、購入しておくととても便利ですね。
土付き人参は数本ずつ購入するよりも、大袋で購入した方がコストダウンにも繋がりメリットがあります。
土付きのままだと、人参の風味や採れたての美味しさをそのまま残しながらの保存が可能となるメリットもあるんですよ。
土付き人参を購入した際の長期保存方法は、土に埋めて保存するのが一番長持ちでおススメです。
畑や庭の隅に30センチ程度の穴を掘り、土をかぶせて保存します。
人参を土に埋める際に、もし葉っぱが付いたままの人参でしたら葉っぱは切り落としてから土に埋めて下さいね。
葉っぱ付きのまま埋めてしまうと、葉っぱに養分が吸い取られてしまい人参の劣化が進んでしまいます。
人参を埋める際に斜めに立てるような感じで埋めることで、人参にストレスがかからずに美味しいまま保存できると言われています。
埋めた場所を分かりやすくするために、人参を埋める際に肥料袋の空いた袋やビニールシートのようなものを人参の上に被せてから土を掛けておくと、掘り出す時に取りやすいです。
藁などを人参の上に被せてから土を掛ける方法もおススメですが、最近は藁も貴重となってしまいなかなか手に入りませんね。
藁がなければ段ボールも考えられますが、段ボールは湿気に弱く土の中で腐ってしまうのであまりおススメはできません。
肥料やプランターの土などが入っていた空き袋の再利用がおススメです。
人参を畑や庭の片隅の土の中に埋めて保存する方法は、春先まで長期保存が可能です。
3月になり温かくなってくると、土に埋めていた人参の茎から新たな葉っぱが伸びだしてきます。
葉っぱが伸びだしてくると人参にスが入りスカスカになったり、人参の芯が固くなってくるのでそうなると人参の賞味期限切れと判断します。
畑や庭に人参を埋めるスペースの確保が難しい場合は、プランターなどで代用することも可能だそうです。
プランターに人参を並べて土をかぶせればOKです。
土付き人参を購入された際は、土の中で保存することで春先まで旬の人参が楽しめます。
是非、参考にして下さい。
家庭菜園で収穫した人参の保存方法
家庭菜園で人参を育てた場合の長期保存方法も土の中に埋めて保存します。
最近は温暖化の影響や冬越し人参など品種改良で、畑に植えたまま春先まで収穫が可能な場合もあるようです。
私の住む北関東では畑に植えたままの冬越しは難しいところです。
寒さの本番を迎える前に人参を畑から全て収穫し、日当たりの良い場所に穴を掘って人参を埋めて保存します。
収穫した人参は茎から葉っぱを切り落として、土の中に埋めます。
この方法で春先まで人参の保存が可能となります。
その他の人参の保存方法
土に埋める方法以外の人参の保存方法を紹介します。
数本の人参の場合は洗って水気を切り、新聞紙に包んで保存袋に入れて野菜室や冷暗所で保存します。
人参の保存温度は10度以下が長持ちすると言われていますので、梅雨時期から秋口は冷蔵庫での保存がおススメです。
冷蔵庫で人参を保存する場合は人参を立てるようにして保存すると風味よく保てるとテレビなどで紹介されています。
百均などでも野菜スタンド用の保存容器も見かけますが、牛乳パックで代用してもいいでしょう。
その他に人参をスライスして天日干しもいいですね。
干し野菜としては切り干し大根がありますが、切り干し大根を作る時に人参を混ぜて干すのもおススメです。
輪切りにした人参をサッと茹でてから保存袋に入れて冷凍保存も可能です。
冷凍保存した人参は自然解凍して煮物やサラダやお弁当の彩りに使います。
冷凍保存も便利ですが、冷凍してしまうとつい保存してあるのを忘れて一年間もそのままなんてことも。
冷凍保存と言えども一ヵ月以内には使い切りたいところですね。
まとめ
土付き人参の保存方法について紹介しました。
家庭菜園を楽しんでいる方におススメの一冊。
この一冊があれば野菜の収穫や保存方法、大量消費レシピで野菜を無駄なく保存消費することが可能です。
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