夏野菜の一つシシトウ。
シシトウは栽培も容易なため、家庭菜園で栽培されている方も多いかと思います。
そんなシシトウですが中には唐辛子のように辛いものも時折、見受けられますので注意が必要です。
なぜシシトウの中には辛いものも存在するのでしょうか?
また、最初から辛いシシトウの見分け方はあるのでしょうか?
この記事では辛いシシトウの見分け方と辛くなる理由について解説しています。
辛いシシトウの見分け方
辛いシシトウの見分け方です。
辛いシシトウは一般的に次のようなモノが辛いシシトウである確率が高いと言われています。
形がいびつ
種の少ないもの
形がよじれてい
緑色が濃い
シシトウの先端が尖っている
シシトウの表面にツヤがなくシワがよっている
火を通した時に香りが強いもの
上部のヘタの部分が多角形ではなく、丸みをおびているもの
辛いシシトウの見分け方は上記のような特徴があるものは辛い確率が高いとのこと。
特に形で見分けるが一番分かりやすいでしょうか?
シシトウの中には丸まったり極端に形がいびつなものがありますが、形の悪いシシトウは辛い確率が高いとのこと。
またシシトウを切った際に中の種が少ないものや既に種が黒く変色している物は辛い可能性があります。
シシトウを切らなくても手で触ってつまんでみた時にスカスカ感がなければ種がギュッと詰まっている証拠です。
種がギュッと詰まったシシトウは辛味成分はあまり含まれていないようです。
唐辛子のように先端が尖って濃い緑色をしているものは辛い確率大。
シシトウに火を通した際に鼻にツンとくるような匂いを感じた場合は、ほぼ間違いなく辛いでしょう。
是非、参考にして下さい。
シシトウが辛くなる原因は?
そもそも何故、シシトウは辛く変異してしまうのでしょうか?
シシトウの歴史を少し振り返って見ましょう。
シシトウはコロンブスによって中南米からスペインに広まりました。
日本での正式な名称は「シシトウガラシ」。
獅子の頭に形が似ていることから漢字では「獅子唐辛子」と書くようになりました。
シシトウはナス科唐辛子属に属しています。
元々は唐辛子の辛味成分を抜いて食べやすく品種改良されているのです。
つまり、シシトウのご先祖様は唐辛子ということですね。
元々唐辛子の遺伝子を持っているため、シシトウの成長段階で日照不足や水不足などでストレスを受けて、辛くなると言われています。
肥料切れも辛くなる原因と考えられるとのこと。
また、極端な夏の暑さでも辛味成分が出てしまうとも。
気温が25度以上になると辛みが増すとも言われています。
辛いシシトウを避けるための対策として真夏のシシトウの収穫を避けて、夏本番前で収穫するか、または25度以下の秋口になってから収穫すると言うのも一つの対策です。
シシトウは10個に一つの割合で辛いもが混じっている確率が高いとのことで、「食べるロシアンルーレット」とも言われているくらいです。
これらのことから、シシトウはあらかじめ辛い物と認識していれば間違いなさそうですね。
ただ、小さなお子様や高齢者がいる方は、細心の注意を怠らないようにしたいところです。
まとめ
辛いシシトウの見分け方と辛くなる原因について紹介しました。
参考になれば幸いです。
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