夏野菜を代表するモロヘイヤ。
夏野菜として知名度も人気も高まっっていますが、モロヘイヤが日本で知れ渡るようになってからの歴史は比較的まだ浅いです。
変わった響きの「モロヘイヤ」の名前の由来や歴史と、日本にはいつ頃から入ってきたのかをまとめました。
モロヘイヤの由来
モロヘイヤと言うと何となくですがエジプトが思い浮かびます。
実はモロヘイヤの原産国はインドとなっています。
インドからエジプトに渡り、特にエジプトで好んで食されるようになったそう。
現在でもエジプトではモロヘイヤの栽培が盛んのようですね。
「モロヘイヤ」と言う名前の由来は、
その昔エジプトの王様が病に倒れ込み、モロヘイヤのスープを飲んで病気が回復したことから、モロヘイヤは「王様の野菜」と呼ばれるようになりました。
「王様の野菜」のことをアラビア語で「ムルキーヤ(molokheiya)」と呼んだことから「モロヘイヤ」と言われるようになったそう。
エジプト国民からすると王様を助けた特別な野菜ということで、現在でもモロヘイヤはエジプトで広く親しまれています。
なんとエジプトの各家庭にはモロヘイヤ専用の包丁まであるそうですよ。
モロヘイヤ専用の包丁はマハラタと呼ばれるもので、モロヘイヤの独特の粘りに対応した包丁なんだそう。
マハラタの画像がこちら。
日本では見られない特殊な包丁ですね。
なるほど~、これならモロヘイヤのネバネバもまとわりつかずに奇麗にみじん切りが出来そうですね。
モロヘイヤの名前の由来はエジプトの王様がモロヘイヤのスープを飲んだことで病が回復したことから、「王様の野菜」と呼ばれるようになったことが由来でした。
「王様の野菜」= アラビア語でムルキーヤ(molokheiya) → モロヘイヤ
モロヘイヤの歴史
モロヘイヤは日本では比較的歴史の浅い野菜なのですが、いつごろから日本に渡ってきたのでしょうか?
モロヘイヤの歴史について調べてみました。
モロヘイヤは中東では5000年以上前から栽培されていたと言われています。
モロヘイヤが最初に日本に入ってきたのは1950年代(昭和30年頃)のこと。
最初はなかなか普及されずに、1980年代になってようやく本格的に広まった経緯があるようです。
1980年代に広まり出したのには、飯森嘉助氏らが「全国モロヘイヤ普及会」を設立し、モロヘイヤの普及に尽力された結果、全国的に広まりモロヘイヤの高い栄養価と美味しさに徐々に注目が集まっていったようです。
日本での栽培は群馬県が全国シェア29パーセントを占めており、お隣の栃木県や宮城県などで栽培が盛んに行われています。
私は初めてモロヘイヤを見たのは、今から25年位前のことでした。
青々とした葉っぱからは想像もつかないようなネバネバでとろりとした食感、そして思った以上に柔らかかったことに驚きでした。
それ以来、モロヘイヤは大好きな野菜となり、今では毎年家庭菜園でモロヘイヤを欠かさずに育てています。
モロヘイヤの栄養
モロヘイヤはネバネバの食感と共に、高い栄養価でも注目を集めるようになりました。
モロヘイヤは緑黄色野菜のなかでもズバ抜けて高い栄養価があると言われており、奇跡の野菜とも言われる程。
また、クレオパトラも健康と美容のために好んでモロヘイヤを食べていたと言われており、「神秘の野菜」とも囁かれているんですね。
そんなモロヘイヤには、ビタミン、ミネラルが豊富で、特徴でもあるネバネバは水溶性食物繊維で便秘にも良いとされています。
またカルシウムも小魚よりも豊富に含まれているそうです。
猛暑で食欲がわかない時などは、積極的にモロヘイヤを食べるといいですね。
まとめ
モロヘイヤの名前の由来と歴史について、日本にはいつ頃に入ってきたのかをまとめました。
参考になれば幸いです。
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