夏野菜の一つのモロヘイヤ。
ネバネバした食感に栄養価の高さも相まって、家庭菜園でも人気の夏野菜ですね。
しかしそんな夏の家庭菜園に人気のモロヘイヤですが、実は毒があるとご存知でしょうか?
特に家庭菜園でモロヘイヤを育てた場合には注意が必要なんだそう。
この記事ではモロヘイヤの毒はどこにあるのかをまとめました。
モロヘイヤの毒がどこにあるのかを知ることが出来れば、必要以上に怖がらずにモロヘイヤを家庭菜園で育てながら、夏の食卓を楽しむことができます。
それではモロヘイヤの毒がどこにあるのかを探ってみましょう!
モロヘイヤの毒はどこ?
モロヘイヤに毒があるなんて聞くとちょっと怖くなってしまいますね。
家庭菜園でモロヘイヤを育てている場合は、特に注意する必要があります。
モロヘイヤの毒は、
●モロヘイヤの種
●種のサヤ
●老朽化した茎
●発芽したばかりの若葉
に毒が含まれていると言われています。
スーパーや直売所などで売られているモロヘイヤは、食べ頃のモロヘイヤを収穫して出荷されているため、安心して食べられます。
問題は家庭菜園でモロヘイヤを育てている場合です。
家庭菜園でモロヘイヤを育てている場合、夏場のモロヘイヤは気にする必要はないのですが、秋になり日が短くなってくるとモロヘイヤに花が咲き始め、花が終わると種が出来始めてきます。
モロヘイヤの葉っぱも段々と小さく固くなりはじめて、良く見ると細長いサヤが出来始めます。
モロヘイヤの種のサヤは初めの内は葉っぱに埋もれてなかなか気づきにくいかもしれません。
9月下旬から10月に入ったら気を付けて観察しておいた方が良いでしょう。
モロヘイヤの種のサヤの画像がこちら。
こちらは10月半ばに撮った画像です。
このサヤの中にモロヘイヤの種が出来るんですね。
サヤは絶対に食べないようにしましょう!
私は自家採種しながら野菜を育てていますが、モロヘイヤも自家採種しながら育てています。
モロヘイヤの種の画像がこちら。
完熟させたモロヘイヤのサヤを取っておいて乾燥させます。
そのサヤの中の種です。
このモロヘイヤの種にも毒があるということなので、小さなお子様がいる家庭では要注意です。
お子様の手の届かない場所に保管しておきましょう。
また、種まきをして発芽したばかりの若葉にも毒があるということですので、発芽したばかりのモロヘイヤを食べることは絶対しないように注意しましょう。
ある程度大きく育って収穫が出来始めるようになったモロヘイヤを食べる分には全く問題ありませんが、発芽したばかりの若芽と秋にサヤが出来始めたら注意が必要となります。
ちなみに蕾の発生時期の葉と茎は安全だそうです。
こちらがモロヘイヤの花になります。
この時期のモロヘイヤの葉と茎は安心です。
モロヘイヤの毒の症状は?
モロヘイヤの部分によっては毒があることがわかりました。
それでは、モロヘイヤの毒による症状はどんなものなのでしょうか?
農林水産省によると、
モロヘイヤの種には身体に有害な、強心配糖体(強心作用成分のある)ストロファンチジンが含まれているそう。
誤って毒の成分が含まれている老朽化したモロヘイヤの茎やサヤ、種を誤って少量でも摂取した場合には、嘔吐などの中毒症状が出るとされています。
また、九州ではサヤのつたモロヘイヤを食べた牛が亡くなった事例もあるそうですよ。
牛も死んでしまう程の毒が含まれているとのことで、老朽化した茎やサヤ、種は絶対に食べないように注意しましょう。
まとめ
モロヘイヤの毒はどこにあるのかをまとめました。
家庭菜園でモロヘイヤを育てた場合はサヤと種に注意をすれば、あとは必要以上に恐れることはありません。
真夏の収穫時期はどんどん葉を摘んで食べましょう!
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