春を告げる山菜と言えば真っ先に思い浮かぶがふきのとう。
春先にふきのとうを見つけると、待ちに待った春がやってきたようでそれだけでウキウキしてしまう程です。
そんな春を告げるふきのとうですが意外と知られていないようですが、ふきのとうの時期は秋から始まっているのです。
今回は、ふきのとうの時期について、またふきのとうが採れる場所や見つけ方のコツを紹介します。
ふきのとうの時期は?
ふきのとうの時期と言えば春ですが、実は秋から採ることが出来きるのをご存知でしょうか?
春先が時期と思われているふきのとう、意外にも秋もふきのとうを取ることができるんですよ。
春先では
〇西日本:1月~2月
〇関東:2月~3月
〇東北、北海道:3月~5月
上記が一般的なふきのとうの時期となっています。
ふきのとうが出る目安となるのは、オオイヌノフグリが満開になる頃に蕾が出始めます。
オオイヌノフグリはネモフィラに似た青い小さなブルーの花がかわいらしくて、草ながら綺麗ですよね。
そして、ハコベやヒメオドリコソウが咲き出すとふきのとうのピークと言われています。
ハコベとヒメオドリコソウの画像がこちら。
完全にどちらもどこにでも生えている自生力の強い厄介な雑草なのですが、、、。
オオイヌノフグリが咲き出したら、ふきのとうを探しに行くといいですね。
そして肝心な秋ですが、私の住む北関東地方では11月~12月にふきのとうを見つけることが出来ます。
上の画像は、11月下旬に見つけたふきのとうです。
しっかりと閉じている蕾の状態ですが、独特のふきのとうの香りを感じることが出来ます。
ふきのとうの時期は春だけでなく秋にも時期があるということで、秋にも探してみると思いもよらぬ自然からの贈り物に感動しますよ。
ふきのとうの採れる場所
ふきのとうの採れる場所はどのようなところかポイントを紹介します。
ふきのとうはフキの花の蕾なのですが、フキは多年草になるため毎年同じ場所に自生します。
また、フキは地下茎を伸ばしながら増殖することと、ふきのとうの花が綿毛になって種を飛ばして増えていきます。
地下茎を伸ばしながら増えていく性質上ふきのとうは、まとまった場所に群生するのが特徴です。
なので、夏の間にフキが自生している場所を見つけておくといいです。
ふきのとうが自生しやすい場所は、田んぼの土手や道端、畑の土手や林道の脇道など田舎では至るところに自生しています。
ポイントは、山の中ではなく田んぼや畑の土手や脇道など人目につく場所に自生しているので、比較的見つけやすいです。
私の経験上、山の中ではあまり自生している場面に出くわしたことはありません。
山で探す場合は山の入り口というか山裾、林道の脇道を見るとフキが自生していることが多いです。
そして、ふきのとうは直射日光が当たる場所よりは半日日陰を好むようです。
ふきのとうの見つけ方
ふきのとうの見つけ方を紹介します。
前項でも述べましたが、フキは毎年同じ場所に自生するため、夏の間にフキが自生している場所をあらかじめ抑えておくことがポイントです。
フキが自生していた場所に行ってみると、必ずふきのとうが出ているので見つけやすいです。
秋にふきのとうを見つける場合は、フキの枯れた葉と茎を辿って行くと株元にふきのとうを見つけることができますよ。
フキの葉と茎の特徴を掴んでおくと、ふきのとうを簡単に見つけることができます。
フキの枯れた葉と茎の画像がこちら。
赤線で囲った部分が枯れたフキの葉と茎となります。
枯れたフキの葉を見つけたら茎を辿って、株元を見るとふきのとうを簡単に見つけることが出来ます。
大きくて丸い葉に細長い茎が特徴的なので、雑草の中に埋もれていても簡単に見つけられますよ。
ふきのとう花が咲いたら食べられる?
ふきのとうはフキの花の蕾なのですが、花が咲いたら食べられるのか?不安に思う方もいるかもしれませんね。
ふきのとうは花が咲いても食べられます。
田舎では花が咲いたふきのとうを天ぷらにすることが多いです。
ふきのとうの特徴は何と言っても香りと独特の苦みですが、蕾の段階の方が苦味が少ないと言われています。
そしてふきのとうは花が咲いて茎がどんどん伸びていきますが、実はこの茎も食べることが出来るんですね
上の画像のような状態になった場合は、花を取って茎だけ食べることが出来ます。
茎を食べる場合は、綿毛になる部分の花を取り除いてさっと塩ゆでをしてから炒め物やそのままお浸しで頂きます。
茎を食べる時はあまり大きくなり過ぎたものは筋があり固くて美味しくないので、手で触ってみて柔らかそうでしたら、利用してみるといいです。
ふきのとうのおススメの食べ方
ふきのとうのおススメの食べ方はやはり一番は天ぷらです。
カラッと揚げたふきのとうは、香りがあって本当に美味しいです。
天ぷら以外の食べ方のおすすめは、ふき味噌。
ふき味噌は日持ちも2週間ぐらい持ちますし、ご飯がすすみます。
あとは、お浸しですね。
ふきのとうのお浸しは苦味が強いのでまさに大人の味と言ったところですが、鰹節をかけて食べるのがお浸しの美味しい食べ方です。
参考までにふき味噌の作り方はこちらの記事で詳しく書かれています。
まとめ
ふきのとうの時期と採れる場所、おススメの食べ方を紹介しました。
ふきのとうで少しでも春の楽しみを感じませんか?
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