最近話題となっているジャガイモの品種に「インカのめざめ」があります。
「インカのめざめ」というネーミングがとても神秘的で、一体どんなジャガイモなのか興味がそそられますね。
そこで今回はジャガイモの種類の一つ、「インカのめざめ」の特徴やおススメの調理法をまとめてみました。
「インカのめざめ」を栽培したいと考えている方の参考になれば幸いです。
インカのめざめの特徴
今年は是非ともインカのめざめを作りたいと思っていたので、早速園芸店に足を運んでみました。
色々な種類のジャガイモの種の中からインカのめざめを発見。
第一印象は「小さい!」。
こちらが購入したインカのめざめ。
もしかして不出来なのかしら?と思ってしまったほどです。
しかし、インカのめざめについて調べてみたところ、インカのめざめは小さいのが特徴だということで、納得しました。
それでは、インカのめざめの特徴は次の通り。
●とにかく小さい
●果肉が黄色
●肉質が糖質と粉質の丁度中間の肉質
●煮崩れしにくい
●ホクホク感はほんのちょっと
●とにかく甘味が強い
●長期保存には向かない
●皮が普通のジャガイモよりも薄い
●花は紫色
●卵型
インカのめざめの特徴はザっと上記の通りです。
ホクホク感は少々劣るようですが、甘味が強いことと煮崩れしないこと。
また、果肉の黄色い色がなんとも言えずとてもきれいです。
またインカのめざめの形が卵型なのも特徴的です。
こちらは男爵と比較したものです。
向かって左側が男爵、右側がインカのめざめです。
明らかに違いますね。
ジャガイモは長期保存が可能ですが、インカのめざめに限っては皮が薄いこともありあまり長期保存には向いていないのも特徴の一つで、早めに消費することが望ましいです。
今回、私が購入したインカのめざめの種は1Kg。
2Kg購入しようか迷ったところですが、初めて栽培するので1㎏にしてみたのは保存の観点から見ても正解だったかもしれません。
私の家では毎年ジャガイモを長期保存する際は、麻袋に入れて収穫から翌年の春先まで保存しています。
インカのめざめの保存方法は、新聞紙に包んでからポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存するのが一般的となっています。
また低温保存することで、更に甘味が増してまるでサツマイモや栗のような味わいとなります。
インカのめざめは長期保存に向いていないということから流通も少ないようですね。
入手困難ということもありそうですから、園芸店やホームセンターでインカのめざめを見つけた際は是非手に取ってみて下さい。
インカのめざめに合う調理法は?
甘味が強く煮崩れしにくい、黄色いきれいな果肉が特徴のインカのめざめ。
おススメの調理法です。
黄色い色を活かす場合は、何と言ってもポテトサラダとマッシュポテトですね。
黄色い果肉がいつものありきたりな料理を素敵に変身させてくれます。
甘味も強いので、更にポテトサラダやマッシュポテトとの相性がいいですよ。
また、コロッケやフライドポテト、ジャガバターもおススメです。
煮崩れしないのが特徴なので、肉じゃがやポトフもおススメですね。
ちなみにインカのめざめの黄色い果肉にはカロテノイドが豊富に含まれているそうです。
カロテノイドにはプロビタミンAと抗酸化作用の作用があるそうですよ。
食べることは生きること。
普段から野菜を多めの食生活を心がけたいですね。
インカのめざめの栽培方法
インカのめざめの栽培方法です。
通常のジャガイモを育てる時と基本的には同じですが、インカのめざめは小さいのが特徴なので、小さい種イモは切らずにそのまま植え付けします。
また大き目の種イモは半分に切りますが、芽をよく見て縦に包丁をいれるといいです。
出来るだけ芽を残すように包丁を入れます。
下の画像の赤い線を参考にして下さい。
半分に切った種イモは2日~3日程度天日で乾かすと腐れにくくなります。
よく乾かせば植え付ける時に灰を付けなくても大丈夫ですよ。
インカのめざめは他のジャガイモに比べると、芽の数も少ないようです。
ですので数少ない芽を大切にして植え付けをするといいですね。
最後にインカのめざめの種イモを選ぶ時のポイントをお伝えしておきます。
種イモが小さいということは念頭に置いておき、皮はなめらかでハリがあるもの。
またシワシワになっていないもの。
持った時にずっしりと重みが感じられれば完璧です!
インカのめざめを購入する際はチェックポイントとして参考にして下さい。
まとめ
今、人気急上昇中のジャガイモの一種、インカのめざめの特徴とおススメの調理法を紹介しました。
家庭菜園を楽しむヒントとなれば幸いです。
コメント