そろそろ桜の便りも聞かれるころになると、畑で植えっぱなしにしていた白菜の花が咲き始めます。
春の楽しみと言えば山菜などが挙げられますが、実は私は白菜の花も春の楽しみの一つとして待ち遠しく感じています。
白菜の花は黄色い菜の花を咲かせますが、食べられるのか気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では白菜の花について食べられるのか、またおススメのレシピを紹介します。
白菜の花は食べられる?
白菜は天候不良や肥料分が足りなかったりすると、結球しない株も見受けられます。
私の畑でも毎年数株は結球しない状態の白菜が出来てしまいます。
しかし、結球しない白菜は捨ててしまわずに、そのままの状態で冬越しをさせます。
すると、春先に白菜の花が咲き出します。
この白菜の花は実は食べるととても美味しいんですよ。
お正月になるとスーパーなどで菜花を見かけるようになりますが、スーパーで売られている菜の花は、白菜の花とは違うのですが、ルーツは一緒なんですね。
白菜はアブラナ科のアブラナ属の野菜です。
一般的に「菜の花」とはアブラナ科の野菜の花を総称して「菜の花」と言います。
そして、お正月の頃にスーパーで見かける菜の花は食用として花を食べるように栽培されている菜の花なのです。
白菜の花も菜の花ですが白菜は結球した株を食する野菜で、花は副産物的な存在とでも言ったらいいでしょうか?
参考までにアブラナ科の野菜がこちら。
白菜、大根、小松菜、キャベツ
ブロッコリー、カリフラワー、水菜、青梗菜
ラディッシュ、ルッコラ、アブラナ、アスパラ菜、コウサイタイ
小松菜やアスパラ菜、中国野菜で有名なコウサイタイなどもアブラナ科の野菜で菜の花と同じ黄色い花を咲かせます。
小松菜やアスパラ菜の花も食べられます。
ただ、茎が伸びすぎてしまったものは、固くて筋があるため、出来れば蕾が出始めたら直ぐに摘んで食べるのがおススメです。
さて、こちらが私の畑の白菜の花です。
出来れば黄色い花が咲く前の蕾の状態の茎を摘んで食べるのが美味しいです。
黄色く花が咲いても勿論食べることは出来ます。
緑色の葉っぱと黄色い花の色合いが奇麗で、料理の彩りにもなります。
花を摘み取ると、脇芽からどんどん新し芽が伸び出してくるため、一株で何度も摘み取ることが出来ます。
白菜の菜の花はスーパーで見かけることはまずないと言ってもいいでしょう。
スーパーで売られていない部分も食べることが出来るのは家庭菜園ならではの楽しみの一つです。
もし、結球しない白菜があったら捨ててしまわずに、そのまま畑に放置しておいて下さい。
春先に美味しい菜の花が食べられます!
白菜の花のおすすめレシピ
アブラナ科の野菜の花を総称して「菜の花」と言うことですが、その菜の花の中でも一番美味しいのは白菜の菜の花だと思っています。
白菜の菜の花は茎が太いわりに柔らかいのが特徴です。
また甘味も強く、苦味はなく、本当に美味しいです。
そんな白菜の菜の花のおすすめレシピを紹介します。
●お浸し
●オイル蒸し
●からし醤油和え
●パスタ
●味噌汁の具
●天ぷら
●干し野菜
菜の花のレシピの王道と言えば「菜の花の辛子醤油和え」が真っ先に思い浮かびます。
やっぱり、美味しですね。
もう一つ、菜の花のオイル蒸しもおススメの食べ方です。
それぞれ紹介しておきますね。
【菜の花の辛子醤油和え】
●菜の花 200g
●醤油 大さじ2
●練り辛子 大さじ1/2
1・菜の花をさっと茹でます。茹ですぎるとベタベタになってしまうので、様子を見ながら茹でて 下さい。
茹でたら冷水にとり、水気をしっかり切ります。
2・食べやすい大きさに切り、醤油と練辛子と合わせて完成です。
辛子の量は好みで調節して下さい。
鼻にツンと来るくらい辛いのが好きな方は醤油と同量ほど入れてみて下さい。
醤油の代わりにめんつゆを利用すると、出汁も効いて旨みが出ます。
お好みでどうぞ。
菜の花の一番のおススメの食べ方がオイル蒸しです。
お浸しとはまた違った感食で、お浸しでは物足りないと言う方におススメです。
是非、試してみて下さい。
【菜の花のオイル蒸し】
●菜の花 100g
●塩 少々
●オリーブオイルまたはサラダ油 適量(わりとたっぷりめ)
1・菜の花を茎と葉の先端部分に切り分けておきます。
2・フライパンに塩少々をパラと散らかします。
3・フライパンに茎を下に、その上に先端部分を乗せて塩を全体的にパラパラと振りかけます。
4・オリーブオイルまたはサラダ油を葉の花の上からたっぷりめに一回しかけます。
5・蓋をして焦げないように菜箸で揺らしながら弱火から中火でゆっくり蒸します。
途中焦げないように上と下を返してます。
菜の花がしんなり火が通ったら完成です。
菜の花のオイル蒸は出来立ての熱々が美味しいですが、冷めたらパスタの具材としてもおススメです。
菜の花の干し野菜もおススメです。
干し野菜にすることで長期保存が可能になり、野菜の少ない時期などに大活躍です。
作り方は適当な大きさに切ってザルに広げて干すだけです。
時期や天候にもよりますが、一週間程度で完成します。
私は人参や大根が大量にあったので、一緒に刻んで干してみました。
出来上がった干し野菜はジッパーに入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
使用するときは水洗いをしてそのままお味噌汁の具として使っています。
忙しい朝には重宝です。
まとめ
白菜の花は食べられるのかについて、またおススメのレシピも紹介しました。
菜の花の中でも白菜の菜の花は柔らかく甘味が強いく美味しいので、白菜の花が咲いたら是非お試し下さい!
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